Mandometerを用いた子供への食行動訓練の効果

食行動は習慣化がベースにあり、その習慣を”retraining"することで、好ましい習慣を再取得させること、これは、食行動異常を含めた治療介入の基本であろう。一方、一般になされている食事指導は、"BMI SDS"のトレンドを書かせ、自覚させることだが、これをみせても子供には影響与えがたい。

Mandometer が、スウェーデン・ストックホルムの、Section of Applied Neuroendocrinology and Mandometer Clinicで開発され、これは、コンピュータにプレートから食物除去したグラフ、食品のグラム数を縦軸に、横軸に時間(分)をプレートに示すもの

http://www.indavideo.hu/video/Mandometer





”feedback device"の重要性が証明された。”Retraining eating behaviour with a feedback device ”なるものの開発普及が今後小児の肥満指導などに役立つ可能性がある。

Treatment of childhood obesity by retraining eating behaviour: randomised controlled trial
Anna L Ford, Cecilia Bergh, Per Sodersten, Matthew A Sabin, Sandra Hollinghurst, Linda P Hunt, Julian P H Shield
BMJ 2009;340:b5388
全参加者のうち、利用可能なデータを用いた場合(n=106)、Mandometer群は有意に標準ケア比較で 12ヶ月後、平均BMI SDSは低かった (ベースライン補正標準平均差 0.24, 95% 信頼区間 0.11 to 0.36)
同様な結果が、91例を加えた、per protocolでも見られ (ベースライン補正平均差  0.27, 0.14 to 0.41; P<0.001)、18ヶ月後もその差は維持された(0.27, 0.11 to 0.43; P=0.001) (n=87)。
Mandometer群の平均食事サイズは45g(7-84g)低下
ベースライン補正平均体脂肪SDSは有意に12ヶ月で低下(0.24, 0.10 to 0.39; P=0.001)
Mandometer群はまたHDLコレステロール濃度を有意に改善した(P=0.043).


Fig 3 Graphic representation of final and initial BMI SDS with Mandometer and standard care showing greater improvement in Mandometer group


Fig 4 Change in BMI over 12 months (per protocol) against age (top) and BMI at first assessment (bottom). Dashed and solid lines are Loess "smoothers" for standard and Mandometer groups, respectively



やはり小児のBMI評価というのは、大人と違って、実に大変・・・ということがわかる論文。
あの手この手で、図表化、統計化している。安直な”小児メタボ”日本人研究者たち(小児メタボリックシンドローム  2007-06-22、 小児のメタボリックシンドロームは決して増えないという矛盾 2006-12-15)って英論文書くときはまともなのか?・・でなければ、まともな論文でアクセプトされることは永遠にないだろうに・・・

by internalmedicine | 2010-01-29 09:29 | 糖尿病・肥満  

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