喘息: 吸入ス剤・LABA単独・併用比較 実はフルチカゾン/フォルメテロール合剤が優秀 lol

なかなか、興味深いシステミックレビューであった。

効果性評価は、吸入ステロイドでは、”フルチカゾン > ブデソニド”、持続性β2刺激薬では、”フォルメテロール > サルメテロール”というクロスした評価。

現実は、アドエア(フルチカゾン/サルメテロール)、シムビコート(ブデソニド/フォルメテロール)の合剤なのだが・・・・

ちなみに、合剤での差は、記載がない。

Inhaled corticosteroids or long-acting β-agonists alone or in fixed-dose combinations in asthma treatment: A systematic review of fluticasone/budesonide and formoterol/salmeterol
Christian Frois et. al.
Pulmonary, Critical Care and Respiratory Services, Washington Hospital Center, Washington DC
Clinical Therapeutics Volume 31, Issue 12, December 2009, Pages 2779-2803

【背景】吸入ステロイドと持続性吸入β2アゴニストは喘息の推奨オプション


【目的】このレビューは、ICS フルチカゾンプロピオン酸と ブデソニド、LABA フォルメテロール・フマル酸とサルメテロールキシナホ酸塩を投与を単独、併用で比較。

【方法】 1950-2009年9月までの、MEDLINEで入手可能の臨床トライアルのシステミックレビュー
小児・成人喘息の英語のランダム化対照トライアル評価の論文対象
肺機能、 symptom-free days (SFDs)、use of rescue/reliever medication使用、喘息急性増悪、耐用性特性評価

【結果】 フルチカゾンは、ブデソニドに比較して、有意に肺機能改善、喘息症状コントロールでも良好。
同様に、フォルメテロールは、肺機能改善、喘息症状コントロールl (as measured by less rescue medication use and more SFDs) 改善に関して有意に、サルメテロールより良好。

単一インヘラー混合レジメン(ブデソニド/フォルメテロール と フルチカゾン/サルメテロール)は単剤単独よりすべての治療アウトカムにおいて効果性高いことが多い。

すべての比較を通して、成人・小児の研究レビューで、ICS+LABA治療間の統計学的なアウトカムの差は見いだせなかった。

一般的に、耐用性特性の差もICS+LABAオプション間で差がない。しかし、ブデソニドよりフルチカゾンの方が、そして、ブデソニド単独よりブデソニド/フォルメテロールの方がgrowth retardationのリスクが少なかった。

【結論】 このシステミックレビューでは、フルチカゾンとフォルメテロールはブデソニドとサルメテロールより改善性が高い。
フルチカゾン/サルメテロールとブデソニド/フォルメテロール併用は呼応するICS/LABA単剤治療よりアウトカム改善が大きい



一番驚いたのは・・・成長阻害に関して、ブデソニドは優秀だと思ってのだが・・・

by internalmedicine | 2010-02-04 11:13 | 呼吸器系  

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