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NIH基金調査報告:ニコチンパッチ・ニコチンガム 禁煙治療・長期ベネフィット認めずの報告

Nicotine Patches, Gums Fail to Help Smokers Quit for Good
January 10, 2012, 4:41 PM EST
http://www.businessweek.com/news/2012-01-10/nicotine-patches-gums-fail-to-help-smokers-quit-for-good.html

ニコチンガムやニコチンパッチは喫煙習慣禁煙補助として役立たないというNational Cancer Instituteファンド研究に関する記事。グラクソからのコメントも記載されている。

著者 Gregory Connolly (the Center for Global Tobacco Control at Harvard School of Public Health)

journal Tobacco Control 掲載という記事だが原文記載まだ?

日本でも、ニコチンガムはOTC、パッチはOTC・医用ともに認められているので、影響ある研究報告だと思う。

by internalmedicine | 2012-01-11 09:43 | 喫煙禁煙  

マリファナと肺機能の関係:非線形関連 ;たばことは異なる

長軸的研究:Coronary Artery Risk Development in Young Adults (CARDIA) study

マリファナ暴露がたばこと同等からやや少ない程度の集団(中央値 2-3 エピソード/日)での検討
たばこは現行・生涯継続の場合1秒量、肺活量と線形の関連。
マリファナと肺機能は線形でなく(P < .001)、低レベルの場合は、1秒量増加 13mL/joint-year (95% CI, 6.4 to 20; P < .001)、肺活量は20mL/joint-year(95% CI, 12 to 27; P < .001),増加。しかし、高レベルになるとこの関連は逆転し、10 joint-yearを越える場合 FEV1 スロープは−2.2 mL/joint-year (95% CI, −4.6 to 0.3; P = .08) 、20 episodes/moを越える場合 −3.2 mL   (95% CI, −5.8 to −0.6; P = .02)
重度マリファナ使用者では、1秒量のネット相関はベースラインからの差は有意なものではなく、肺活量のネットの関連は有意であるe (eg, at 20 joint-years, 76 mL [95% CI, 34 to 117]; P < .001)。

Association Between Marijuana Exposure and Pulmonary Function Over 20 Years
Mark J. Pletcher, M Eric Vittinghoff, Ravi Kalhan,  Joshua Richman,  Monika Safford,  Stephen Sidney, Feng Lin,  Stefan Kertesz
AMA. 2012;307(2):173-181. doi: 10.1001/jama.2011.1961

by internalmedicine | 2012-01-11 09:13 | 喫煙禁煙  

レビュー: 親に対する禁煙 :有効率高いの4-17歳の子供の親、薬物治療介入、高フォローアップ率

禁煙指導を効率化するためには、就学前から高校生までの子を持つ親に、フォローアップ重視した禁煙指導で、薬物治療を含む指導をした方がよさそうという報告

Review Article:Parental Smoking Cessation to Protect Young Children: A Systematic Review and Meta-analysis
Pediatrics Published online December 26, 2011 (doi: 10.1542/peds.2010-3209)

18トライアル。介入は病院、小児科クリニック、well-baby clinic、居宅。
禁煙率 平均 介入群 23.1%、 対照群 18.4%

介入群は両親禁煙率増加

有意な介入ベネフィットを示したサブグループは子供が4-17歳、 プライマリ目標が禁煙群、 医薬品介入分、フォローアップ率が80%超と高かった群である。

by internalmedicine | 2011-12-28 09:51 | 喫煙禁煙  

妊娠中喫煙が子供の動脈硬化促進をもたらす・・・

Parental Smoking and Vascular Damage in Their 5-year-old Children
Pediatrics Published online December 26, 2011 (doi: 10.1542/peds.2011-0249)
WHISTLER-Cardio study という生誕コホート
頸動脈内膜中膜複合体厚:carotid artery intima-media thickness (CIMT) 、動脈伸展性:arterial wall distensibility

妊娠中喫煙母体児は、子供の年齢、母体年齢、性別、母乳因子補正後、CIMT 18.8 (95% 信頼区間[CI] 1.1, 36.5, P = .04)μm肥厚、 動脈伸展性 15% 低下 (95% CI −0.3, −0.02, P = .02)

この相関は、妊娠中禁煙・以降喫煙母体の子供では見られない。

両親とも妊娠中喫煙した場合、この関連性がもっと強く発現し、CIMT 27.7(95% CI 0.2, 55.3) μm肥厚、伸展性21% (95% CI −0.4, −0.03).減少



by internalmedicine | 2011-12-28 09:39 | 喫煙禁煙  

中国の医師喫煙・禁煙状況、喫煙に対する医師姿勢



Review:A review of tobacco smoking and smoking cessation practices among physicians in China: 1987–2010
Tob Control doi:10.1136/tobaccocontrol-2011-050135

1987年から2010年までのレビュー

中国人医師の現行喫煙率は、14%から64%(男性:26%~51%、女性 0%~19%)で、性別の傾向は一致しているようだ。
一致しているわけではないが、医師としてのポジションやスペシャリティーによりばらつきが見られる。

禁煙率は5%から14%。女性医師で高率。

患者へ喫煙状況問診や禁煙助言は医師の間ではまだ通常行われてない。


中国の3問題:間接喫煙・出生問題・HBO(低酸素脳症) 2006年 08月 19日

本来、喫煙リスク啓蒙するはずの医師たちがその仕事をしてない・・・中国。日本でも、医者の集まりなのに、平気でぷかぷかやってるところがある・・・情けない。

by internalmedicine | 2011-12-16 10:40 | 喫煙禁煙  

ニコチン、即、ドーピングは誤解だと思う・・・ 監視はされるけど・・・

以下のごとく9月に報道されたが・・・”ニコチンが禁止薬物へ”という報道

Nicotine Could Lead Doping in 2012
"Executive Committee of WADA"が1月1日に、スポーツ・アスリートたちに影響を与える決定をするかもしれない決定をするかも・・・
http://healthmad.com/health/nicotine-could-lead-doping-in-2012/


実際、発表された来年1月1日発効の禁止票国際基準
http://www.playtruejapan.org/downloads/prohabited_list/2012_ProhibitedList_JP.pdf


これには、ニコチンは糖質コルチコイドとともに、監視プログラム・・・と確かにある。

しかし、"WADA"のサイトで確認すると、一般の喫煙を監視するものではないと書かれているので真意はスヌーズなどの無煙たばこなどの影響を監視する目的と明言されている。


WADA publishes 2012 Prohibited List September 27, 2011
http://www.wada-ama.org/en/News-Center/Articles/WADA-publishes-2012-Prohibited-List/
・Formoterol added as an exception to beta-2 agonists
大きな変化の一つはリストのSection 3 ‘Beta-2 Agonists’から、治療投与量吸入でのformeterolを削除すること。昨今の状況から吸入formeterolはもはや禁止すべきではない。
リストは、サルブタモール (maximum 1600 micrograms over 24 hours)、サルメテロール、今回、ホルメテロール(maximum 36 micrograms taken over 24 hours)が除外として加わることとなる。

β2アゴニストの問題はWADAの焦点でありつづけ・・・運動プロモーションとからみ議論の対象でありつづける

・Alcohol and beta-blockers
FIQの要望として、9ピン・10ピンボウリングにおいてアルコールを協議内使用リスクに含めないこと。
ボブスレーとスケルトン、カーリング、近代五種競技、オートバイ、ヨット、レスリングではβsh断罪のリストからの削除をWADAのレビューそれとその後の議論で削除中。


・Nicotine placed on monitoring program
スヌーズなどの噛みタバコの影響を監視するためで、喫煙者をターゲットにしているわけではない。ただ、ニコチン自体は麻薬hydroconeやトラマドールとともに興奮剤の一つ。
glucocorticosteroidの競技外薬物検査も含める。

by internalmedicine | 2011-12-08 11:52 | 喫煙禁煙  

高校生程度の年齢の喫煙バイオマーカー

Biomarkers of early respiratory effects in smoking adolescents
Eur Respir J 2011 38:1287-1293; published ahead of print 2011, doi:10.1183/09031936.00000911

16歳平均845名の横断研究で、exhaled nitric oxide (NO) と 鼻洗浄液(NALF)・喀痰・血中epithelial marker(  Clara cell protein (CC16) やsurfactant protein (SP)-D)

呼気NO(eNO)と、NALF・CC16がヘビースモーカー群で減少
CC16は受動喫煙でも低下傾向有り

血中CC16、SP-Dは有意な差が無く、まだ、深部の肺上皮にまで影響を与えてないことが示唆される。


鼻洗浄液より、eNOが簡便性ということで用いられやすいかもしれない。
ぜん息などでは注意が必要だろうけど・・・


ポータブル呼気NO濃度測定機器によるぜんそく検診 2008年 04月 12日

by internalmedicine | 2011-12-01 14:16 | 喫煙禁煙  

禁煙試み中、ニコチン置換療法を行うことは、禁煙への動機づけになる

新聞報道では、"Study: Therapy can help smokers quit, even if they don't want to"(希望しなくても禁煙補助となる)

禁煙は本人がその気にならないと不可能なはずだが・・・倫理上は大丈夫か・・頭によぎるが、まぁ臨床治験なのでそのへんは同意は一応もらってるはず。

その気のない人に対して、practice quit attempt (PQA) 単独と、ニコチン置換療法をランダム化
(n=849)

プライマリアウトカムは、自己定義禁煙試みと24時間禁煙試み
セカンダリアウトカムは、7day point禁煙状況(ie, floating abstinence)と最終フォローアップ評価

禁煙試み中、ニコチン置換療法を行うことは、禁煙への動機づけになる

Nicotine Therapy Sampling to Induce Quit Attempts Among Smokers Unmotivated to Quit: A Randomized Clinical Trial
Matthew J. Carpenter, John R. Hughes, Kevin M. Gray, Amy E. Wahlquist, Michael E. Saladin, and Anthony J. Alberg
Arch Intern Med. 2011;171(21):1901-1907.


PQA介入と比較し、ニコチン置換療法は、有意に禁煙試行(49% vs 40%; 相対リスク[RR], 1.2; 95% CI, 1.1-1.4、24時間禁煙試み(43% vs 34%; 1.3; 1.1-1.5)増加と関連

ニコチン置換療法サンプリングは境界的にfloating abstinence促進(19% vs 15%; RR, 1.3; 95% CI, 1.0-1.7)

6ヶ月ポイントでの禁煙率は両群差無し (16% vs 14%; 1.2; 0.9-1.6)




上記やり方は、現時点で禁煙治療としては標準的な方法ではないことは明記しておく。

”Stop-smoking programs show success in helping smokers quit”

by internalmedicine | 2011-11-29 09:49 | 喫煙禁煙  

間接喫煙は心不全患者のHRQOL低下関与

間接喫煙は動脈硬化性心疾患・心臓イベントのリスクを増加させる。この研究では、心不全患者のHRQOLにおける間接喫煙の状況を評価したもの

結論は明らかで種々寄与因子補正後も、間接喫煙は心不全患者のHRQOL低下関与

Secondhand Smoke Exposure and Quality of Life in Patients With Heart Failure
Sarah G. Weeks, Stanton A. Glantz, Teresa De Marco, Alisa B. Rosen, and Kirsten E. Fleischmann
Arch Intern Med. 2011;171(21):1887-1893.

間接喫煙(Second hand smoke:SHS)暴露自己報告は単変量解析でHRQOLスコア低下と一般的に関連
統計学的に臨床的に有意な減少は
・role physical (22.2 points)
・emotional well-being (11.0 points)
・role emotional (16.2 points)

年齢、性別、NYHA心不全class、合併症、薬物といった臨床的要素補正後も、SHSは、上記3つの属性のHRQOLスコアの独立した予測因子

暴露測定として尿中コチニン定量を検討し、これが増加したとき、同様な定量的応答が認められる。



by internalmedicine | 2011-11-29 09:21 | 喫煙禁煙  

禁煙ケアは長期管理が必要

再発の多いタバコ依存という疾患・・・1年程度以上、管理が必要

”チャンピックス”の注意書きのため、地方では、禁煙治療に関して後戻り状況なのだが・・・
利益性と副事象に関して厚労省がまともな判断を下して欲しかったのだが・・・まぁ無理か

Chronic Disease Management for Tobacco Dependence
A Randomized, Controlled Trial
Arch Intern Med. 2011;171(21):1894-1900. doi:10.1001/archinternmed.2011.500

たばこ依存症は慢性再発性疾患
だが、治療は離散的になされ、長期禁煙率はかなり低い

ということで、以下比較
・長期ケア(LC): telephone-based chronic disease management (1 year; longitudinal care)
・通常ケア(UC): evidence-based treatment (8 weeks)

総計443名の喫煙者を5回の電話カウンセリング、ニコチン置換療法(NRT)4週間受けた後、ランダム化

・UC: 2回追加
・LC: NRT48週追加

長軸的ケアは繰り返し禁煙試行・再発の暫定的喫煙量減少を目標

プライマリアウトカムは、18ヶ月フォローアップ時点での6ヶ月の禁煙状況評価

18ヶ月時点で、LC群の30.2%は6ヶ月時点での禁煙状態、UCでは23.5%(unadjusted, P = .13)
多変量解析にて、18ヶ月にて禁煙状態維持要素は、LC (補正オッズ比, 1.74; 95% CI, 1.08-2.80)、 quit attempts in past year (1.75; 1.06-2.89)、 ベースラインの1日喫煙本数 (0.95; 0.92-0.99)、 禁煙後後14-21日間隔での喫煙 (0.23; 0.14-0.38) 。

長期ケア(LC)嫌煙不成功は通常ケアより喫煙少ない(12ヶ月時点でのみ有意)

LC参加者は、UC参加者よりカウンセリング多い (mean, 16.5 vs 5.8 calls; P < .001)、 総カウンセリング期間が長い (283 vs 117 minutes; P < .001)、よりNRTを必要とする (4.7 vs 2.4 boxes of patches; P < .001)


by internalmedicine | 2011-11-29 09:10 | 喫煙禁煙