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NIHによるデトックス治験:TACT ・・・ 数々の問題提起される中・・・ 来年発表?

デトックス概念の具現化、Na2EDTA治療治験をNIHが行った
冠動脈疾患や末梢血管疾患へ1950年代から報告が有り、このキレーション治療により380%から90%の患者で症状改善・生存率改善があったと主張が有り、1990年代に4つの対照トライアルが行われたが、結局有益性が認められず、トライアルの継続は断念された。
2003年、NIHによるChelation Therapy (TACT)トライアル開始。

補完・代替医療国際センター(NCAM)によると、2011まで継続、2012年に解析予定とのこと
http://nccam.nih.gov/health/chelation/

Design of the Trial to Assess Chelation Therapy (TACT)
American Heart Journal Volume 163, Issue 1 , Pages 7-12, January 2012

TACT のプロトコールは非倫理的、危険、ピント外れ、無駄であったという批判
・リスクエビデンス無視、データ喪失
・100名近い共同研究者は的確性欠如
・利益相反の公開なし
・資金欠如
http://www.medscape.com/viewarticle/570625

by internalmedicine | 2011-12-24 23:55 | Quack  

チョコレート="Super-fruit"→カカオの実="Super-fruit"

含有糖成分を考えれば、随分相殺されると思うが・・・チョコレートは抗酸化作用源を多く含み、ポリフェノールやフラボノイドを含むという話・・・目新しい話だっけ?

"Super-fruit"じゃなくて・・・"Cacao seeds are a "Super Fruit" って話をミスリード


Cacao seeds are a "Super Fruit": A comparative analysis of various fruit powders and products
Stephen J. Crozier, Amy G. Preston, W. Jeffrey Hurst, Mark J. Payne, Julie Mann, Larry Hainly and Debra L. Miller
Chemistry Central Journal (in press)

ソース:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-02/bc-cia020411.php

in pressの段階で、マスコミ報道・・・この”食べ物Xにαが含まれます”って領域・・・報道が先行し、後に、誤解や過剰評価以外、何も残らない。

by internalmedicine | 2011-02-07 09:47 | Quack  

「未承認の細胞医療」

日本再生医学会の声明文みても、具体的に何が問題になってるのか・・・わからない。

新聞記事から、再生医療(脂肪由来間葉系幹細胞治療)のことだろうと、想像する。

”脂肪 再生 幹細胞”でググると、かかる医療行為をしているところが検索される。


「未承認の細胞医療」に注意 再生医療学会が声明

 日本再生医療学会(理事長・岡野光夫東京女子医大教授)は1日、国内の医療現場で正規の手続きを経ずに幹細胞治療をしている例があるとして、患者に対し、未承認の「再生、細胞医療」を安易に受診しないよう求める声明を発表した。

 同学会によると、国が定める指針や薬事法に基づく治験(臨床試験)などの申請をせずに、脂肪から採取した幹細胞を使って糖尿病や脳梗塞などを治療したケースがあるという。今後、国内の実態調査に取り組む。

 声明では、患者に対し、治療を受ける場合は、その医療機関が公的機関からの承認や臨床研究や治験の承認などを受けているかを確認することを推奨。また学会の会員には、患者の安全確保と再生医療の適正な早期実用化に向け、法令などを順守し、未認可の幹細胞を使った医療行為に関与しないよう求めている。
2011/02/01 19:00 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011020101000676.html)



声明文
 現在のわが国における再生医療は、関係者の努力により、昨年の「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針」(以下「ヒト幹指針」という。)の改正が行われました。新たにES細胞、iPS細胞等の新たなヒト幹細胞が対象となり、幅広いヒト幹細胞の臨床研究の実施が制度上は可能となりました。併せて、薬事承認においても確認申請等の取り扱いが改められ、煩雑な事務手続き等の再生医療の推進の障害についても徐々にではありますが、取り払われてきています。
 更に、来年度からは、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省が基礎研究、臨床研究、周辺技術等開発、知財戦略等について連携を行い再生医療の早期の実用化を図るために「再生医療実用化ハイウェイ事業」を実施することで、再生医療に係る制度を含む基盤の構築が図られようとしています。
 一方、国内の医療現場においては、「医師の裁量権」を根拠に、ヒト幹指針の遵守や薬事法に基づく治験等の申請といった安全性の確保等のための正規の手続きを経ず、幹細胞の輸注、投与、移植等の所謂、再生・細胞医療と称する行為が行われている実態があります。また、不適切な幹細胞治療が行われ、その結果、種々の医療事故等が発生しています。世界には「tax haven」と呼ばれる租税回避地として利用される国がありますが、日本が他国から幹細胞治療分野において「therapeutic haven」として利用される(既にされつつある)ことが非常に危惧されます。
 再生医療学会は、医療の進歩のために必要な新たな挑戦を進めて来ており、これを否定するものでは全くありませんが、ヒト幹細胞を用いた医療は、難治性疾患等の有効な治療法の期待が大きいものと同時にまだまだ安全性を含む色々な課題を持っていることから、科学的根拠が低く安全性を考慮しない所謂、「未承認の再生・細胞医療」に対しては、患者に対する健康被害の発生、今後の幹細胞治療の推進の障害、国民の皆さんの幹細胞治療に対する誤った認識を持たせてしまう等に対して強い憂慮を抱いております。このような観点から、本会会員に対しては、患者の安全性の確保と早期の再生医療の適正な実用化のために各種法令、通知、告示、ガイドライン等を遵守し、未認可の幹細胞を用いた医療行為に関与しないことを求めます。
 また、患者・患者家族の皆さんにおかれましては、根拠なく所謂、「未承認の再生・細胞医療」を謳う診療行為を安易に受診せず、治療を行う医療機関が当該治療に関して公的機関から承認されているか、もしくは臨床研究や治験の承認等を受けていることを確認した上で判断されることを推奨します。幹細胞治療について関心を持たれた場合は、国際幹細胞学会(ISSCR(※))が作成した「幹細胞治療について患者ハンドブック」の御一読をお願いしたいと思います。
※「幹細胞治療について患者ハンドブック」の日本語版PDFファイル
http://www.isscr.org/clinical_trans/pdfs/ISSCR_PatientPrimerHndbk_Japanese_FNL.pdf
 最後に、行政においては、未だ研究段階である自家細胞・組織等を用いた再生・細胞医療等に対して、臨床研究から治験、診療報酬評価に至る遅滞ない推進を可能とする体制・制度を確立し国民への早期の技術還元の実現を図ることを要望します。また、前述のような患者の安全性を無視し日本医療の信頼を根幹から揺るがすような所謂、「未承認の再生・細胞医療」に対して医療法、薬事法等の改正等を推進し適切な新しい医療提供体制の構築による患者(国民)の安全性を早急に確保することを強く切望します。
平成23年1月26日
日本再生医療学会 理事長 岡野 光夫
日本再生医療学会 生命倫理委員会 委員長 岡野 栄之
(※)ISSCRは、幹細胞研究を通じて安全かつ有効な再生医療を実現することを目指し、幹細胞研究に係る情報交換の促進を行う国際組織です。日本再生医療学会もISSCRと積極的に連携し安全かつ有効な再生医療を実現することを目指しています。




ヒト吸引脂肪由来幹細胞の特徴 2010-12-27
脂肪幹細胞は肺気腫肺障害を緩和する 2011-01-18

by internalmedicine | 2011-02-04 14:15 | Quack  

サプリメント製品の効果への疑念:ブロッコリー:乾燥沫で効能期待物質激減の仕組み

スルフォラファン (sulforaphane) はブロッコリーに含まれる、癌予防効果の期待されている成分。

ドライパウダーだと、効果が少なくなるという話。それは、ミロシナーゼ(myrosinase)が含まれるかどうかが問題。

Sulforaphane (SF) は chemopreventive isothiocyanate (ITC) で、glucoraphaninのmyrosinaseでcatalyzeされた水解物由来で、ボロッコリーに存在する thioglucosideのひとつである。
ボロッコリサプリメントにはglucoraphaninが含まれるが、myrosinaseは含まれず、食餌性のSFが持つ能力をサプリメントが有するかどうかは不明

myrosinase豊富なブロッコリーの空気乾燥芽と、myrosinase欠如+glucoraphanin豊富なブロッコリー乾燥芽の比較

2gの芽と2gパウダーにて血中、尿中のSF代謝物を解析

24時間尿中SF回収率はボロッコリ芽、混合、パウダーで、それぞれ74%、49%、19%

尿中血中ITCはボロッコリ-パウダーでは、芽や混合物に比べ遅延化する

肝機能は24時間後毒性を示さなくなる

myrosinase豊富なブロッコリー芽にくらべ、パウダーでのSFの血中、尿中への発現遷延化がおきることが示唆される。
ブロッコリ芽と乾燥パウダー混合で、SF吸収が促進され、ボロッコリ-製品に健康上の効果を与えることとなるだろうと想定


Sulforaphane Absorption and Excretion Following Ingestion of a Semi-Purified Broccoli Powder Rich in Glucoraphanin and Broccoli Sprouts in Healthy Men.
Nutr Cancer. 2011 Jan 13:1.



サプリメントの宣伝で、なんたら大学のなんとか先生が、”食品Aには、Bという成分が含まれており、BにはCという効果がある、故に、AはCの効果がある”という、詭弁にもならない詐欺がまかり通っている。

何らかの食品を乾燥末にしても、もともとの食品の効能を担保することにならないことを、一般国民は理解しておくべきだし、全文のような宣伝に荷担する専門家たちを避難すべきだろう

by internalmedicine | 2011-01-31 08:36 | Quack  

米国:エナジー・ドリンクの規制

オロナミンC
にも存在し、わざわざノン・カフェインを宣伝するリポビタンも存在する。

あらゆる面で最悪なTPPが導入されればこういうものが直、輸入されることになるのだろうが、幸いにして、日本では、”カフェイン+アルコール飲料”=”エナジー・ドリンク”と呼ばれる製品群は本格的に入っていないと思う。

米国FDAは、2010年11月17日カフェインはアルコール添加した製品群、"premixed" アルコールエナジー・ドリンクに対し安全でないという表明。さらに、連邦取引委員会 (Federal Trade Commission)が製造者に対し、非安全製品の不法取引であると注意した。


ONLINE FIRST
The “High” Risk of Energy Drinks
JAMA. Published online January 25, 2011. doi: 10.1001/jama.2011.109

by internalmedicine | 2011-01-26 09:29 | Quack  

いまだ酸素療法・・・

心肺疾患などの治療意義は確立しているが、健常者に対する酸素療法はその酸素としての有害性が考慮され、疲労や運動能力への影響の意義もいまだに議論段階。生物学などの基礎科学知識を無視した効用を全面にした”酸素療法”の商用運用がめだつ。

医療用ガスとは「医療の用に供するガス」と定義されています(厚生労働省の見解)医療ガスの販売には「医薬品販売業」の許可が必要です。医療用ガスには、法律(薬事法)で「医薬品」として明確に規定されているガスとそうでないガス「局方外医薬品」があります。

酸素は、”薬事法で規定するガス性医薬品”であり、、薬事法に従い、医薬品として製造・販売されなければなりません。



「高圧酸素カプセル」・・・”血液中の酸素量を増やし、細胞を活性化させる効果”といういかにもインチキくさい効能はさておき、薬事法で”医療用酸素は使えない”はず。故に実際は、空気加圧しているところがほとんどだろう。”高圧酸素”と名乗ってるのは間違い。”高圧空気”が正しいだろう。

圧そのものの問題として、内耳損傷の可能性、合併症として、気胸の可能性、薬剤(doxorubicin、シスプラチン、ジスルフィラム、マフェニドなど)使用の問題点、さらに、上気道感染、COPD患者での炭酸ガス蓄積の問題が生じる。

仮に、高濃度酸素が組織に移行したとしたら、"酸素を利用するミトコンドリアでは常に活性酸素が発生し、そ
の毒性を消去するシステムを働かせながら生きて”る訳だが、前者のみが増加し、増加した活性酸素が、は電子を奪うこと(酸化すること)で蛋白質、細胞膜、遺伝子を損傷する(考)。

”血液中の酸素量を増やし、細胞を障害させる効果”というべきだろう。

柔道整復師、カイロプラクティック、美容院、スパ施設と・・・この機具の導入が進んでるように見える。行政はまたもなにもしないのだろうか?
これらの施設に納入している業者は関係法律を遵守しているのだろうか、製造会社は・・・


酸素入りの水 2006-08-02

by internalmedicine | 2011-01-24 17:35 | Quack  

EPIC-Heart 研究:野菜果物は1日8種類以上食べよう・・・特定の食べ物にこだわるのは良くない

大規模EPIC-Heart研究果物・野菜をたくさん摂取することで、虚血性心疾患リスクを減少させることをより科学的に確認された。

1月19日発表で、1日少なくとも8種類摂取群は、1日3種未満しか摂取しない群に比較して、心臓死亡リスクを22%減少する。少量のバナナ、中等量のリンゴ、すこしのにんじん80gに相当する。

Oxford大学の Francesca Croweは、この関連がcausalなものなのか、もしそうなら影響メカニズムはどうなのかを含めて、まだ不明であるとしている。



EPIC-Heart studyは、ヨーロッパ在住の313074名の男女(心筋梗塞、卒中既往無し)を対照に平均8.4年フォローし、虚血性心疾患で1636名死亡。フルーツ・野菜が一つ増える毎に、致死的心疾患4%リスク減少する。


European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC)-Heart study
Crowe FL, Roddam AW, Key TJ, et al European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC)-Heart Study Collaborators. Fruit and vegetable intake and mortality from ischaemic heart disease: results from the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC)-Heart study. Eur Heart J 2011; DOI:10.1093/eurheartj/ehq465.



あるある大事典やためしてガッテンでは、”ある特定の食べ物Xが体によい”→”この食べもの野成分には特定のYが含まれている”→”試験管内でYにはZ働きがある” 故に、”XはZの働きにより体によい”というとんでも解説が行われている。

EPIC-Heart studyの責任者でさえ、野菜果物が良好に働いてるメカニズムは不明と述べてるのに、テレビに出てくる医者や栄養学者や健康おたくは、勝手に断言するのである。

今いえることは、やさい・果物は、種類を多くとることが大事ということで、特定の食べ物だけを多くとることが大事というわけではないということ。

長いこと、抗酸化作用微量栄養素による抗動脈硬化仮説が長いこと支持されてきたが、実際の大規模トライアルで実証されたことはないhttp://www.theheart.org/article/1175549.do)。野菜や果物には数限りない種類の微量要素が含まれ、相互作用が大事なのかもしれない。

故に、抽出した単一物質サプリメントを勧めたり、単一の野菜果物の偏った摂取の指導は、非科学的・比実証的な話なのである。



消費者庁は、”栄養ドリンク”という問題ある名称、改めさせる気はないのだろうか?

・サプリメントの有害性、特にビタミンによる有害性可能性掲示を義務化させるつもりはないのだろうか?
ビタミンEは出血性卒中を22%増加させ、虚血性卒中を10%減少させる。
糖尿病性腎症に対するビタミンB投与、腎症抑制どころか、腎機能低下させ、血管イベント増加させる
床ずれ予防・治療のための亜鉛・ビタミンC投与に疑問有り、亜鉛過剰には臨床的に重大な副作用
葉酸+ビタミンB12により癌・死亡率増加をもたらす・・・葉酸が特に問題、肺がんとの関連
ビタミンCもサプリメントとして多く摂取すると有害?・・・今回は糖尿病患者のみ
高用量ビタミンEは寿命を短くする 続編

by internalmedicine | 2011-01-24 09:26 | Quack  

代替治療:重篤副作用・死亡例 間接的悪影響を含めモニタリング・報告システムの構築が急務

代替医療は重篤な副作用・死亡事例の原因となる。CAMの広がりとともに、関連する副事象が多く、この副作用の範囲・領域さえ不確実となっている。副事象のメカニズムを確立し、モニタリング、報告するシステムの構築が重要。

Adverse events associated with the use of complementary and alternative medicine in children
Arch Dis Child doi:10.1136/adc.2010.183152


関連ニュース記事:子供への悪影響大(http://www.upi.com/Health_News/2010/12/23/Alternative-remedies-seen-as-risk-to-young/UPI-52121293151157/
オーストラリアの研究者がハーブ治療、自然療法薬剤、ビタミン、その他代替治療の副作用をまとめた。39ケースで重症・死亡例あり。

代替治療の問題点としては、モニタリング不足であると、メルボルンのRoyal Children's HospitaのAlissa Lim 氏

金属を含むものがあり、漢方で特に問題である。
ホメオパシーについて、4例の死亡が関与していた可能性があると述べている。
10ヶ月の男児に使用していたnaturopathic pillとして使用し、通常のケアをせずに代替的に特別食とともに使用。重度敗血症となった。
ホメオパチーノ問題点は、効果的な治療を妨げ、生命危機をもたらすことにある。

クリーブランドのUniversity Hospitals Case Medical Center health care system の Aleguas氏は"It's risky for kids because they have a smaller body mass and a higher rate of metabolism. It's so easy to misdose in children when things haven't been tested."と述べ、体のサイズの小さい代謝率の高い子供にとって特に危険となった可能性を示している。



日本で生じた、”ホメオパシー助産師”による ビタミン与えず乳児死亡例、これなどは上記でいけば、代替治療の死亡事例の典型例となる。この問題は助産師学会の幹部が積極的に代替治療の講演などを通して広めようとしていたこともあり、日本の医学団体にとって看過できない事態と思う・・・その割には、議論が低調のよう・・・助産師学会が間接的にせよ代替治療加害の関連者となっている事実は深刻である。

来年、日本医学会総会が開かれる年である、助産師学会から正式な場で話が聞きたいものである。今までの経緯説明、今後の方針など・・


民主党と疑似科学的医学 | 2010-10-04

ホメオパチー論文の問題点:WHOに浸潤する代換医療推進主義者 2005-08-26

ホメオパシーは科学的でない 2007-03-27

ホメオパシー自体は無害かもしれないが、その信念に不随する部分は有害 2010-08-25

by internalmedicine | 2010-12-24 10:23 | Quack  

米国FDA:血液浄化をうたう無承認OTC販売停止警告

”血をきれいにする”・”血液を浄化する”って、おそらく、その原型は、キレート”治療”であり、デトックスなのだろう。

by internalmedicine | 2010-10-15 08:40 | Quack  

ホメオパシー自体は無害かもしれないが、その信念に不随する部分は有害

多くの人が目にしたと思うが・・・この報道でホメオパシーの問題点を掘り下げてくれればありがたいのだが・・・


「ホメオパシー」についての会長談話(日本学術会議会長:http://www.scj.go.jp/)
過去には「ホメオパシーに治療効果がある」と主張する論文が出されたことがあります。しかし、その後の検証によりこれらの論文は誤りで、その効果はプラセボ(偽薬)と同じ、すなわち心理的な効果であり、治療としての有効性がないことが科学的に証明されています1。英国下院科学技術委員会も同様に徹底した検証の結果ホメオパシーの治療効果を否定しています2

1. Shang A et al. Are the clinical effects of homoeopathy placebo effects? Comparative study of placebo-controlled trials of homoeopathy and allopathy. Lancet 2005; 366: 726
2. Evidence Check 2: Homeopathy 2010. 2.8
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200910/cmselect/cmsctech/45/45.pdf
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d8.pdf



http://mainichi.jp/select/science/news/20100825k0000m040076000c.html
ホメオパシー療法:「科学的根拠なし」学術会議会長

 山口県で昨年10月、助産師にビタミンK2の代わりにホメオパシー療法の特殊な錠剤を投与された乳児がビタミンK欠乏性出血症で死亡したことを受け、日本学術会議の金沢一郎会長は24日、「ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されている。医療関係者が治療に使用することは厳に慎むべきだ」との談話を発表した。

 ホメオパシー療法は18世紀末ドイツで始まった。病気と似た症状を起こす植物や鉱物を何度も水で薄めてかくはんし、この水を砂糖玉にしみこませた錠剤(レメディー)を服用して自然治癒力を引き出し、病気を治すというもの。元の物質は水にほとんど残っていないが、実践する人たちは「水が記憶している」と主張している。

 欧米やインドで盛んだが、最近は効果を巡り議論が起きている。日本でもごく一部の医療関係者ががんやうつ病などの患者にレメディーを投与している。

 日本学術会議は政府に科学振興策などを勧告できる、日本の科学者の代表機関。記者会見した金沢会長は国内で死者が出た事態を重視し「ホメオパシーに頼り過ぎると、有効な治療法を受ける機会を逸する」と指摘。欧米のように普及する前に、医療分野で広がらない手だてが必要と主張した。唐木英明・同会議副会長も「ただの水なので効果はない」と訴えた。

 山口県の乳児死亡では、母親が助産師を相手に損害賠償を求める裁判を起こしている。ビタミンK欠乏性出血症は新生児約4000人に1人の割合で発症する。乳児死亡後、厚生労働省や日本周産期・新生児医学会は、新生児にビタミンK2シロップを与えるよう医療関係者に訴えている。

 ホメオパシー療法の普及活動をしている「日本ホメオパシー医学協会」(東京都)は「欧米の実績で分かるように、ホメオパシー療法は治癒効果が科学的に証明されている」と反論している。【小島正美】



Homeopathic "remedies" are usually harmless, but their associated misbeliefs are not.

ホメオパシーでは、予防できないし、ワクチン反対につながることが多い。”National Center for Homeopathy's 1997 conference ”では、アスピリンやコレステロール降下薬剤の代替に、根拠のないホメオパシー製品を推奨する事態も起きている。




良くてその効果は、プラセボ、そして、そのものには有害性はなくても、有害性が付随してくる。

OTC薬剤もどきとして扱われている非合法マーケットの存在も有害性に荷担する。
また、付随するセル・ソルトやエレクトロ診断処方など、その裾野の広がりが懸念される。

参考:
http://www.homeowatch.org/




長妻って・・・学術団体の意見を無視して、カルトに走る訳か・・・国家的大問題でしょ
こういう姿勢って・・・
 ↓
ホメオパシーや統合医療の効果、厚労省で研究へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100825-00000011-cbn-soci
8月25日21時0分配信 医療介護CBニュース


民主党はわかりやすく 疑似科学党と改名してほしい。

by internalmedicine | 2010-08-25 12:10 | Quack