<   2011年 12月 ( 151 )   > この月の画像一覧

 

無症候性脳梗塞及び海馬容積 と 記憶パフォーマンス

Blum S, et al
"Memory after silent stroke: Hippocampus and infarcts both matter"
Neurology 2012; 78: 38-46.

658名の前向き地域居住ベース研究

脳梗塞の存在は、海馬の縮小と関連
海馬の縮小は、記憶の劣化と特異的に関連

認知症無しの老人で、海馬の容積と脳梗塞が独立して記憶パフォーマンスと関連

今後、予防的介入の意味合いが明確化するかもしれない


無症候性脳梗塞の意味合いがやっと正当化される可能性?

by internalmedicine | 2011-12-30 23:59 | 精神・認知  

レビュー:C difficile治療

Comparative Effectiveness of Clostridium difficile Treatments
A Systematic Review
Ann Int Med. December 20, 2011 vol. 155 no. 12 839-847


バンコマイシンに比べFidaxomicin(フィダキソマイシン)が再発率に関し優れているが、他は差が無い。

by internalmedicine | 2011-12-30 23:20 | 感染症  

COPD:血中アディポネクチン高値は、呼吸器系関連死亡率増加

The complex relationship of serum adiponectin to COPD outcomes
Published online before print December 29, 2011, doi: 10.1378/chest.11-2173 CHEST December 2011 112173

アディポネクチンは、抗炎症、抗糖尿病、抗動脈硬化的に働くが、COPDでの関連性は不明であった。
軽度・中等度気道障害をもつ喫煙者 LHS(Lung Health Study)被験者で検討

血中アディポネクチン濃度は、冠動脈疾患による入院・死亡率と逆相関 (hazard ratio, HR, 0.73; 95% CI, 0.62 to 0.86) するも、呼吸器疾患原因死亡率相関(HR, 2.09; 95% CI, 1.41 to 3.11)

しかし、血中濃度は、全原因死亡率、癌関連死亡率と相関せず(HR, 1.10; 95% CI, 0.93 to 1.29、 1.11; 95% 0.92 to 1.34)

血中アディポネクチンは有意に気道過敏性増加と関連し、肺機能低下促進と関連(both p<.0001)

喫煙状態は血中アディポネクチン濃度へ確実な影響を与えず


COPDにおける、アディポネクチン高濃度と不利な健康上の相関の機序は不明。だが、アディポネクチンは、ユニバーサルに善玉というのは考え直した方が良さそうだ。

by internalmedicine | 2011-12-30 11:02 | 呼吸器系  

脂溶性ビタミンの栄養補給目的投与制限 ・・・ 25OHD3血中濃度測定を健保適用にすべき

薬事日報(
http://www.yakuji.co.jp/entry25116.html

 政府の予算編成で、後発品普及の遅れによる薬剤費の削減不足を補うために通常改定に上乗せして実施する250億円規模の薬価追加引き下げの対象に、保険収載から長期間が経過した先発品のほか、後発品を含めることが固まった。また、行政刷新会議の政策仕分けを受けて財務省が厚生労働省に求めていた市販品類似薬の一部保険外しは、ビタミン製剤の薬剤料算定を厳格化し、水溶性のビタミンB、Cと同様に脂溶性のA、D、Eなども栄養補給目的だけで投与した場合に算定できないようにすることで決着した。
...
 ビタミン製剤については、ビタミン欠乏症や代謝障害の患者が食事で必要なビタミンを摂取できないなど、治療として投薬が必要な場合に給付を絞る。国庫ベースの影響は39億円程度とみられる。

 水溶性ビタミン製剤は1992年から、こうした取り扱いになっているが、体内に蓄積される脂溶性ビタミン製剤は、過剰摂取による副作用の危険性があり、単なる栄養補給目的での安易な投与は少ないため、薬剤料を算定する条件としては、明確にしなかった。今後は全てのビタミン剤で算定を厳格化する。


漢方などの保険給付削除は、業界団体からの圧力で撤回ということだろう・・・なさけない。
民主的誤謬(ごびゅう) 2009年 12月 07日 、 漢方の一律健康保険適応はおかしい・・・という意見まで抹殺される風潮 2009年 11月 30日

ビタミンDを検討課題にするなら、 ビタミンD欠乏指標である 25(OH)D 測定保険適用にすべき!このビタミンD欠乏指標を健保適用してない理由が分からない。

欠乏症患者までもが、治療制限の憂き目にあうことのないよう、あんぽんたん中医協・厚労省馬鹿役人たちはこのことを検討すべき・・・

ビタミンEに関する制限は歓迎したい!

抗酸化物質だけを大量にとると酸化促進物質として溜まる 2011/06/09
寿命を短くしたければビタミンE大量サプリメントをどうぞ 2004/11/1
高用量ビタミンEは寿命を短くする 続編 2004年 11月 17日
・ SELECT研究: ビタミンE 前立腺がんリスク増加 2011年 10月 12日
ビタミンEは出血性卒中を22%増加させ、虚血性卒中を10%減少させる。 2010年 11月 06日
閉経後女性:サプリメントで死亡リスク増加 マルチビタミン、ビタミンB6・・・(カルシウムは例外) 2011年 10月 11日

神経内科の一部や脳外科受診するともれなくビタミンEがついてくるという現状は実におかしい・・・と日常診療で思うところであった。

by internalmedicine | 2011-12-30 09:48 | くそ役人  

医療健康関連ニュース(海外視線)

一つのメディアが報告した今年の健康・医療関連デイリー・ニュース トップ10

当ブログ記載とからめてまとめてみた

2011: The year in health by Healthy Living News

Special to the Tri-State Defender
http://tri-statedefenderonline.com/articlelive/articles/7038/1/2011-The-year-in-health/Page1.html
1)HIV流行30年
2)HIV-052研究
HIV prevention trials network)052 study
9か国で行われた無作為研究。CD4値350-550でHIV治療を開始することによりHIVに感染していないパートナーへの感染リスクが96%減少という結果。
http://www.jica.go.jp/project/zambia/0901033/news/general/20110720_01.htmlから引用


3)C型肝炎薬剤 breakthrough
関連: 厚生労働省は26日、C型肝炎治療薬「テラプレビル」を使った治療を患者の医療費助成の対象にすると都道府県に通知した。 yomiuri H23.12.26

4)国際的な肥満問題
参考

5)USDA food pyramidよ、さらば、 plateよ、こんにちは!
USDA food pyramid
米国栄養ガイドシンボル:ピラミッド型からプレート型へ  2011/05/31

6)がん検診混乱! 昨年から引き続きマンモグラフィーにゆれた年、 肺がんCT検診早期診断への利益性発表と通常レントゲン撮影との対比研究
参考:
・ マンモグラフィー検診って実は役立ってない? 2011/07/29
・ 乳がん:カナダ予防医学・特別委員会:40代のマンモグラフィー検診行うべきでない 2011/11/22
・ 乳がん検診:開始後7-10年は、ネットでは有害性の方が大きい 2011/12/09
・ 肺がん検診:PLCOトライアル 年次胸部レントゲン検診では肺がん死亡率減少させず 2011/10/28
・ 低用量CT喫煙者肺癌検診は通常のレントゲン検診に比べ死亡率を減少させるが・・・ 2011年 06月 30日
;放射線被曝の問題、日本に於ける非選別的検診の有害性問題も同時に語られるべきと思う。

7)黒色腫、乳がん、肺がんへtargeted drug therapy

8)携帯電話と癌; WHOによる携帯電話電磁波と発がん性アナウンス。未結論という専門家も多い
WHOのワークグループ 携帯電話の発がん性認める 2011年 06月 01日

9)経済と健康に関わる影響

10)自閉症・MMMRワクチン関連神話の大元はやはり営利目的だった
・ 英国MMRワクチ自閉症虚偽Lancet論文は金銭目的とBMJ誌 2011/01/12
・ 英医学誌、MMRワクチンめぐり論文取り消し 2010/02/05

by internalmedicine | 2011-12-30 08:58 | 医療一般  

”安定”(obs stable)という記載はあてにするな!

英国での看護師業界用語 らしい “obs stable” ・・・ ”病状不変”というフレーズに近いのだろうか?

経過記録の78%(95%信頼区間 66%-90%)に存在
事前24時間観察で異常があったのは113/159(71%)、少なくとも一つの異常の持続事項は31(19%)
最頻回異常は、呼吸過多(20回/分以上)、低血圧(収縮期血圧<100 mmHg)
症例の42%で直前の観察異常があった。
"安定”と記載された正常範囲を越えた事例が存在したが、24時間観察平均rangeは正常日内変動限度内にある。

Christmas 2011: Professional Matters
Relevance of the expression “obs stable” in nursing observations: retrospective study
BMJ 2011; 343 doi: 10.1136/bmj.d7504 (Published 20 December 2011)
Cite this as: BMJ 2011;343:d7504



BMJクリスマス特集の一つ

カルテになんか書かないといけないと言うことで、"stable"やら”安定”やら書くことが確かにある。
真に、"stable"やら"病状安定”なのか、議論すべきなのかもしれない。

入院急性期・不安定患者では、特に、日内変動を考慮した上での血圧、脈拍、体温変動を捉えるべきなのかもしれない。呼吸数・換気量の概日リズムはちょっとむずかしいが・・・

by internalmedicine | 2011-12-30 08:22 | 医療一般  

妊娠糖尿病・インスリン抵抗性:妊娠中期からの運動指導で効果は現れない

Original Research
Regular Exercise During Pregnancy to Prevent Gestational Diabetes: A Randomized Controlled Trial
Obstetrics & Gynecology: January 2012 - Volume 119 - Issue 1 - p 29–36
doi: 10.1097/AOG.0b013e3182393f86


885名の妊娠18-22週女性をランダム割り付け
・ 12週間標準運動プログラム(介入群)
・ 標準出生前ケア(対照群)

運動は中等度~高強度運動週3回以上

プライマリアウトカムは妊娠糖尿病・インスリン抵抗性

32-36週の妊娠時において、両群で、妊娠糖尿病差無し
介入群 25 / 375 (7%)
対照群 18 / 327 (6%) (P=.52)

ベースライン補正後のインスリン抵抗性の差も認めず

介入群の55%のみが推奨運動遵守せず

重度副事象認めず

結局12週間の標準運動プログラムを女性に寄与しても、妊娠糖尿病・インスリン抵抗性変化認めず


対象が低リスクであったこと、運動開始が2nd trimesterじゃ遅すぎた可能性がある。

妊娠中期になって慌てて運動指導しても遅い!

by internalmedicine | 2011-12-30 00:01 | 環境問題  

あらためて科学を問う...

東日本大震災と原発事故問題に関し、安全性を担保できず、”想定外”、”未曾有”などとの賜り続けた東大・東工大・長崎大学・・・の学術専門家たち

東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会 中間報告書
2011年 12月 26日 21:04 JST
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_366026



「一般市民は科学や技術の知識が欠如しており、専門家が正しい知識をわかりやすく伝えることが重要だ」という「欠如モデル(deficit model)」が、この問題後も実は確たる地位を占めている。

一般市民の上記学術専門家たちへの不信感は高まり、安全性に疑問を呈していた(いる)専門家(別分野の専門なのに専門家を装う学術専門家)にすがりたい一般市民の心的動きは、この「欠如モデル」で説明出来るのかもしれない。悲観的であればあるほど、それを信じようとする「信頼の危機」は、別の信頼元を探しているのである。
参照:http://hideyukihirakawa.com/docs/20110518costep.pdf

トランス・サイエンス(科学に問うことはできるが、科学(だけ)では答えることのできない領域があること)の問題は、前述の古典的権威たちの立場からは相矛盾する話である。彼らが科学という権威により、その信頼性が担保されていたのだが、"信頼性欠如”のため、彼らの意見は悉く疑問を持って一般市民に受け止められることとなった。

英国のBSE問題で、「専門性(expertise)」が行政施策や社会的選択上重視される一方、その妥当性や信頼性がますます厳しく問われている「専門性のパラドクス」の問題。英国では、この問題の解決には、専門的意見作成プロセスの透明化、アカウンタビリティー(説明責任)、「専門の民主化」(Democratization of Expertise)が必要であるという結論に達している。専門の民主化とは具体的には絶えざる専門家・市民・行政施策策定者対話重視である。
(日本の原発事故後の行政は真逆のことを行い続けた)


もうだまされないための「科学」講義
http://amzn.to/tnBl6p
・・・ってのを読んだ。良著だと思う。

だが、”エコナ”問題の部分には、意見を異にする部分がある。臨床医学的なアウトカムが念頭にない著者のようで、”有益性”に関するエビデンスのなさ、トランス型脂肪酸高含量問題を無視して、発がん作用だけを議論のテーブルにおいて、消費者がいちゃもんつけているような記載になっており、問題の狭小化と、責任を一部メディアの方に振り向けている。遺伝子組み換え作物の環境への影響に関しても”人類が長く食べ続けて安全師を証明してきた食品など存在しない...遺伝子組み換え作物だけが批判されるのは不公平..”というのが規制への反論というのは・・・ちょっと。この項の執筆者の記述には同意できない部分が多かった。



”科学の定義”と、”科学と科学で無いものの”

mode 2
Mode 2 is a concept that is often used to refer to a novel way of scientific knowledge production, (or rather its "co-production"), put forth in 1994 by Michael Gibbons, Camille Limoges, Helga Nowotny, Simon Schwartzman, Peter Scott and Martin Trow in their book The new production of knowledge: the dynamics of science and research in contemporary societies(Sage). It is also the nickname of a graffiti artist born in Mauritius 1967.
http://www.edurite.com/kbase/difference-between-mode-1-and-mode-2


科学技術のありようを2種類に分け、伝統的な(正統派の)科学技術のほうをMode 1と名づけ、Mode 1で説明できない科学技術のほうをMode 2と名づけて科学研究のシステムを文化多元主義的に論じた書物が、話題になっている
http://stsnj.org/nj/essay96/kankyo.html

"mode 1"は、academic, investigator-initiated and discipline-based (アカデミックな、研究ベースの、学問分野的知識産物をもたらすもので、従来、学問領域として基本的なもの
e.g.) 物理学、生物学

"mode 2"は、problem-focused and interdisciplinary(問題起点、学際的)なもの研究。
e.g.) 環境学、情報学



local knowledge
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/030106localknow.html

Rather, all communities possess local knowledge - rural and urban, settled and nomadic, original inhabitants and migrants. There are other terms, such as traditional knowledge or indigenous knowledge, which are closely related, partly overlapping, or even synonymous with local knowledge. The term local knowledge seems least biased in terms of its contents or origin. As it embraces a larger body of knowledge systems, it includes those classified as traditional and indigenous.
http://www.fao.org/docrep/007/y5610e/y5610e01.htm


伝統とか、多くの経験の中で獲得されてきた知識というニュアンスで、記載・言及されるようだ。



CUDOS
http://www.enotes.com/topic/Mertonian_norms
In the original article from 1942, Merton defined CUDOS in a somewhat different way as: Communism, Universalism, Disinterestedness, Organized Scepticism. However, in contemporary academic debate the modified definition outlined above is the most widely used (e.g. Ziman 2000).

共有主義(Communalism)、普遍主義(Universalism)、利害の超越(Disinterestedness)、組織的懐疑主義(究極の知識との主張を鵜呑みにしない不信仰的態度)(Organised Scepticism)
http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/ethos.htm


神経神話(neuromyth)
「ヒト脳機能の非侵襲的研究」の倫理問題などに関する指針改定に当たっての声明(2010年1月8日)
http://www.jnss.org/japanese/info/secretariat/100115.html
"脳の働きについて、一般社会に不正確あるいは拡大解釈的な情報が広がり、科学的には認められない俗説を生じたり、或いは脳科学の信頼性に対する疑念を生じたりする危険性が増大している。... 脳科学の発展と進歩の礎は、被験者やさまざまな関係者を始めとする社会からの信頼を獲得し、研究の社会的有用性と意義を十分に認識してもらうことにある。特に、非侵襲的脳研究は人の尊厳に直結した「心」の領域をも研究対象とすることから、例えば、“心を操作されるのではないか”といった、危惧や懸念を社会に引き起こすことのないよう充分な配慮が求められる。 "
→ neuromyth: http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20100427/182212/



by internalmedicine | 2011-12-29 15:30 | 医学  

重症患者への下肢静脈血栓予防目的低分子量ヘパリン 死亡率低下効果認めず

日本でも、低分子量ヘパリン:クレキサン皮下注が、特定の手術症例を限定して健保適応となっている。

以下の報告は、現行の日本の保険適応対象者とは、被検対象が異なる・・・注意して欲しい。


血栓予防は、急性重症患者の静脈性血栓塞栓頻度を減少させる。しかし、これが全原因死亡率減少につながるかは不明であった。

Low-Molecular-Weight Heparin and Mortality in Acutely Ill Medical Patients

Ajay K. Kakkar, M.B., B.S., Ph.D., Claudio Cimminiello, M.D., Samuel Z. Goldhaber, M.D., Rajiv Parakh, M.D., Chen Wang, M.D., Ph.D., and Jean-François Bergmann, M.D. for the LIFENOX Investigators

N Engl J Med 2011; 365:2463-2472December 29, 2011


二重盲検プラシーボ対照化ランダム化トライアル
皮下enoxaparin (40 mg /日)をプラシーボと対照比較

中国、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、フィリピン、チュニジアでの重症患者
8307名を、ランダム割り付け:
・介入:enoxaparin plus elastic stockings with graduated compression (4171 名)
・対照:placebo plus elastic stockings with graduated compression (4136 名)
ITT解析

30日目の全原因死亡率: enoxaparin群 4.9% vs プラシーボ群 4.8%(risk ratio, 1.0; 95% 信頼区間 [CI], 0.8 to 1.2; P=0.83)
大出血率: enoxaparin群 0.4% vs プラシーボ群 0.3%  (risk ratio, 1.4; 95% CI, 0.7 to 3.1; P=0.35)


死亡率だけの比較だが、心血管疾患合併症などの比較は?

by internalmedicine | 2011-12-29 10:02 | 集中・救急医療  

認知症ツール MMSE ;著作権により自由に使っちゃ駄目?

Perspective
Copyright and Open Access at the Bedside
John C. Newman, M.D., Ph.D., and Robin Feldman, J.D.
N Engl J Med 2011; 365:2447-2449December 29, 2011


1975年発行のMMSEは広く教科書・ポケットガイド・ウェブサイトなどで配布されている。認知症チェックの、de facto standardとして広まってるのだが、これは、著作権の存在するものである。2000年、著作権を持つ、Marshal Folstein、 Susan Folstein、 Paul McHughが著作権着手し、2001年に独占ライセンス(cal Assessment Resources (PAR) to publish, distribute, and manage all intellectual property rights)を手に入れた。

現時点で、臨床医はその状況に対し沈黙しているが、トレーニング・発展途上国への影響・医薬品開発への影響など影響への危惧も表明しているコメンテーターも存在する。

この騒ぎは、前触れで有り、臨床医にとって、著作権侵害の危険性は、身近で、頻回に遭遇する事態がこれからもさらに急増することだろう。


著作権を保護しながら、臨床ツールのイノベーションと、ツールへのアクセス促進という二つの相反する要素

Google、Facebook、Twitterといったオープンソースは、経済的ベネフィットを有しながら、検証・信頼性・持続性が担保された製品群である。学術的である医学が著作権をいかに生かすかが今後の課題でもある。

MMSE使用は臨床医にとってこの選択を続けることは難しくなっている現状は理解しておかなければならないようだ。


長谷川式(HDS-R)などはどうなってるんだろう?


著作権の問題は、頭が痛い問題。当ブログでも、図表の使い方で指摘があったばかり・・・ 
TPPなど、著作権関連規制強化が今後強まることは予想される。学習・意見主張などを阻害する弊害は軽視されつつある時代なのだろう。元々、著作物だって、まったく他の著作物から影響されてないものなんてあり得ないと思うのだが・・・。学習しやすい時代になるとおもってたが、ますます、学習しづらい時代になったものだ。
そして、臨床的に悪影響が・・・

by internalmedicine | 2011-12-29 08:57 | 精神・認知