引っ越しのお知らせ

諸般の事情により引っ越しします。

引っ越し先: http://kaigyoi.blogspot.com/

8年間弱こちらにお世話になったのですが、いろいろ累積するものがあったり、気分転換したいという気もあり・・

基本的に管理いたしません。故に、コメント禁止、TB禁止に設定しました。

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# by internalmedicine | 2012-01-18 09:03 | その他  

学校と子供の肥満:Competitive Food Salesとの関連

Competitive Food Sales in Schools and Childhood Obesity: A Longitudinal Study
Sociology of Education January 2012 85: 23-39, first published on August 8, 2011 doi:10.1177/0038040711417011

アメリカの中学・高校で販売されている、ソフトドリンク・キャンデーバー・チップスを売る、”Competitive Food Sale”

これが子供の不健康な体重増加と関連してるかどうか不明だった。
Early Childhood Longitudinal Study, Kindergarten Classのデータを用いて関連性を調べたところ、5年、8年次の体重増加は中等部でのcompetitive food sale導入・暴露期間と関連してなかった。
性別、人種/民族、家族の社会、家族社会経済的状況で変化認めず。


日本でいうところの購買部か・・ 

# by internalmedicine | 2012-01-17 18:04 | 糖尿病・肥満  

ホルモン補充療法と乳がんリスク:Million Women Studyにはバイアスありすぎ・・・と批判

南アフリカのUniversity of Cape TownのSamuel Shapiroによると、UK内で行われた 観察研究Million Women Study (MWS)は適切ないくつかのcausalityに関するクライテリアを満たしてないという・・・information bias、 detection bias、 biological plausibilityが問題。


Does hormone replacement therapy cause breast cancer? An application of causal principles to three studies
Part 4. The Million Women Study
J Fam Plann Reprod Health Care doi:10.1136/jfprhc-2011-100229


WHIはランダム化対照研究、MWSは観察研究
MWSは3年毎マンモグラフィー1966-2001年で、分析は2003、」2004、2006、2011年リリースされ、エストロゲン・プロゲストゲンHRTと乳がんリスクの関連性を報告したもの。
既に乳がんがあった被験者の登録があり、マンモグラフィー推奨により登録推進したことも考えられたと主張。されに、閉経状態変化、閉経からの経過期間、閉経年齢、BMIなどのようなデータが交絡要素として関与したと主張。

# by internalmedicine | 2012-01-17 15:56 | がん  

COPD患者一律へのビタミンDサプリメント効果認めず、ビタミンD不足では効果あるかも・・・

COPD・急性増悪近時経験例へのビタミンD 高用量10万単位年次4週間投与単施設ランダム化二重盲検プラシーボ対照化治験

プライマリアウトカムは、初回の急性増悪、セカンダリは急性増悪率、初回入院までの期間、急性増悪までの期間、FEV1、QOL、死亡



High Doses of Vitamin D to Reduce Exacerbations in Chronic Obstructive Pulmonary Disease: A Randomized Trial
An Lehouck et. al.
Ann Intern Med January 17, 2012 156:105-114;

平均血中 25-(OH)D 値は、プラシーボ群に比べ、ビタミンD群で増加  (平均群間差, 30 ng/mL [95% CI, 27 to 33 ng/mL]; P < 0.001)

初回急性増悪までの平均期間に有意差無し (ハザード比, 1.1 [CI, 0.82 to 1.56]; P = 0.41)、さらに、急性悪化率、FEV1、入院、QOL、死亡に有意差無し

しかし、ビタミンD不足(ベースライン 25-[OH]D値 < 10 ng/mL)30名でのpost hoc analysisで、ビタミンD群の急性増悪有意減少認める (rate ratio, 0.57 [CI, 0.33 to 0.98]; P = 0.042).


COPD患者一律へのビタミンDサプリメント効果認めず、ビタミンD不足では効果あるかも・・・_a0007242_1035545.jpg


COPD患者一律へのビタミンDサプリメント効果認めず、ビタミンD不足では効果あるかも・・・_a0007242_10564.jpg



血中25-(OH)D 測定保険適用・・・

# by internalmedicine | 2012-01-17 10:20 | 呼吸器系  

歩行者交通事故:ミュージックプレイヤー・ヘッドホン原因が近年急増

Lichenstein R, et al "Headphone use and pedestrian injury and death in the United States: 2004-2011" Inj Prev 2012; DOI:10.1136/injuryprev-2011-040161.
http://press.psprings.co.uk/ip/january/ip040161.pdf

Maryland大学(Baltimore)研究者たちが、2004年から2011年までの歩行者の交通機関による交通事故を検討、経年的にその明確な増加が報告された。

米国外及びheadphoneが明らかな原因でないものも除外116例は・・・
・ 死亡 70%
・ 被害者男性比率 69%
・ 被害者15-24歳比率 53%
・ 列車 55%、車 32%
・ hornや他の警報音 29%
・ 都市部 89%

冬場に事故が多く起こり、夏は少ないという減少があるそうで、これは登校・下校時の音楽プレイヤーやヘッドフォンの影響が考慮されるとのこと

歩行者交通事故:ミュージックプレイヤー・ヘッドホン原因が近年急増_a0007242_9245690.jpg

# by internalmedicine | 2012-01-17 09:44 | 環境問題