飛行機旅行と結核:スクリーニングは非効率的

Abubakar I "Tuberculosis and air travel: a systematic review and analysis of policy" Lancet Infect Dis 2010; 10: 176-183.
(ソース:http://www.medpagetoday.com/InfectiousDisease/Tuberculosis/18599

”Lancet Infectious Diseases”に、空路旅行中伝播発症活動性結核を認めなかったという13文献のレビュー。乗客やクルーをトレーシングしたり、スクリーニングすることは有効性の少ない対応方法であるという。

1998年WHOは、一連のガイドラインでは、肺結核感染者の近隣列の客には活動性結核8時間を超えるフライトの乗客のトレースを要求していた。しかし、UKのNICEでは、2006年3月、"small risk" であるとして必要ないとしていた。

by internalmedicine | 2010-02-22 14:42 | 感染症  

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