アメリカ: 不適切なCT/MRI検査 26%

Journal of the American College of Radiology
(http://www.jacr.org/current)

ソース:http://www.healthday.com/Article.asp?AID=636474

多くのプライマリケア医が、CTやMRIを不適切に使用していると新しい研究

シアトルのHarborview Medical Center iで行われた459名の待機的外来CT・MRIのカルテ解析。プライマリケア医からの紹介がすべて。

459レビューのうち、74%が適切で、26%が不適切。適切な58%で所見陽性で、引き続くマネージメントに影響を与えた。不適切検査のうち、わずか24%で陽性で、マネージメントに影響を与えるものであった。

慢性頭痛に対する脳CT、急性腰背部痛に対する腰椎MRI、OA患者への膝・肩MRIなどが代表的。



使用制限管理プログラムによって不幸な状況にある医師・患者とコスト削減をもくろむ支払い側、それと過剰な放射線被ばくによる健康被害に関する安全性と検査の質の増加に関わるそういう、抗争の中で重要な情報といえるだろうと、著者らは自画自賛。


慢性頭痛に対する脳CT、急性腰背部痛に対する腰椎MRI、OA患者への膝・肩MRIは、日本でも日常茶飯事

ただ、やたらと結果論訴追傾向が強い日本では、過剰検査への圧力が高い

by internalmedicine | 2010-03-02 11:09 | 医療一般  

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