運動と心血管疾患予防:運動強度は激しく強くなくてよい、15 Met・時間以上

下段の図表をみると、信頼区間を見ると、MET-時間/週>15で確実に効果が出る・・・ってことになる。
15MET-時間/週を超えるなら、運動強度をあげることの意義はあまりない・・・ってことなのだろう。

”EPI|PNAM 2010, the Cardiovascular Disease Epidemiology and Prevention and Nutrition, Physical Activity, and Metabolism 2010 ”での報告らしい

Chomistek AK, Rimm EB. Physical activity and incident cardiovascular disease: investigation of the effect of high amounts of vigorous-intensity activity. EPI|PNAM 2010; March 3, 2010; San Francisco, CA. Abstract 2.
ソース:http://www.theheart.org/article/1052235.do

運動強度とMET-hours/週に対する心血管疾患リスク比(95%CI)
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中等度運動と比べ、強度運動は、軽度心血管疾患リスクを低下する


もし、同じ1000カロリーを消費するなら、ランニングがよいか?ウォーキングがよいか?

ランニングのような強度の運動を行うことにベネフィットを認めるが、非常に効果が高いというわけではなかった。週に、かなりのカロリー、600-1000カロリー間燃やすことと同様に、歩いてもOK
マラソンに出る必要はない




日本の”エクササイズガイド2006”(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf)では、23Met時間/週を推奨しているようだが・・・まぁそれでよいのでは?



”メッツ・時間”ってのは、英語の成績が悪い人の造語だなぁ・・・と・・・”メット・時間”がホントは正しいはず・・・と、上記記事をみて思った。

by internalmedicine | 2010-03-05 15:18 | 運動系  

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