ランダム化トライアルの報告手法の質は近年改善しているか?
2010年 03月 26日
トライアル方法において、手法に関していくつかの重要な観点から、その改善が認められているが、報告方法の質が、acceptable level未満のものが以前存在する。
トライアルのデザインや遂行方法について完全でかる透明性のある報告なしにはそのトライアル遂行や信頼性を評価することは困難である。
一般的アイテムや手法的アイテムの比率を、年毎、研究デザイン毎に、層別化し、95%信頼区間リスク比計算が2000年と2006年の間に変化しているかを調査した報告。
The quality of reports of randomised trials in 2000 and 2006: comparative study of articles indexed in PubMed
BMJ 2010;340:c723, doi: 10.1136/bmj.c723 (Published 23 March 2010)
平行群研究、特殊ジャーナル出版トライアルの大多数は2つのアーム
2000年 379/519 (73%) v 2006年 468/616 (76%)
平行群研究(383/519 (74%) v 477/616 (78%))
専門ジャーナル (482/519 (93%) v 555/616 (90%))
2000年と2006年において、平行群トライアルあたりに、80名中央値の被験者
薬剤トライアルの記事比率は2000年から2006年で減少 ( 393/519 (76%) → 356/616 (58%)),し、手術トライアル比率は増加(51/519 (10%) v 128/616 (21%))
プライマリアウトカムの詳細比率、サンプルサイズ計算詳細比率、ランダム配列計算の説明詳細比率、割り付け秘匿化詳細比率は、 それぞれ、リスク比(RR)で、 1.18, 95% CI 1.04 ~ 1.33、1.66, 95% CI 1.40 ~ 1.95)、 1.62, 95% CI 1.32 ~ 1.97、 1.40, 95% CI 1.11 ~ 1.76
盲目化施行側の詳細情報提示は、トライアル比率差はなかった (RR 0.91, 95% CI 0.75 ~ 1.10)
Differences in reporting of methodological items between CONSORT endorsing and non-endorsing journals in 2006
by internalmedicine | 2010-03-26 08:43 | 医学