中等症・重症クローン病に対するinfliximab単独・アザチオプリン併用の有効性
2010年 04月 15日
infliximab単独 と 併用療法は、azathiprine単独より優れており、副事象は同等
Infliximab, Azathioprine, or Combination Therapy for Crohn's Disease
SONIC Study Group
N Engl. J Med. Vol 362:(15) 1383-1395 Apr. 15, 2019
寛解と粘膜炎症所見
Crohn病は慢性の炎症性疾患で、寛解・再発を繰り返す。軽症・中等症では、mesalamine、budesonideや全身性ステロイド投与が行われる。しかしこれらの薬剤が長期化頻回投与を受けることで副作用が問題となってくる。
Azathioprine と 6-mercaptopurineが、初回治療不応例や全身性ステロイド不応性の場合、しばしば用いられる。azathioprine治療の40%が1年で再発。Infliximab や他のTNFターゲットのモノクローナル抗体に有効性の報告がなされていた。
by internalmedicine | 2010-04-15 08:59 | 消化器