日焼けサロン依存症は、薬物依存・うつ・不安との関連性がある

大学学生における、indoor tanning(日焼けサロン)への依存頻度と薬物依存や不安・うつと関連を検討

Mosher C, et al "Addiction to indoor tanning: Relation to anxiety, depression, and substance use" Arch Dermatol 2010; 146: 412-17.

229名の日焼けサロン施設使用する被験者のうち、90(89.3%)がDSM-IV-TRクライテリア、70(30.6%)がCAGEクライテリアに一致した日焼けサロン依存を示した。

日焼けサロン依存DSM-IV-TR、CAGEクライテリア合致者は、合致しない者より、不安症状が高く、アルコール・マリファナ、他の薬物使用が多い。
鬱症状は、日焼けサロン依存状態に対してはばらつきが大きく、有意差はない。



もともとはアルコール依存用に使われているCAGEアンケートを日焼けサロン依存へ応用


「情動的要素(日焼けサロン行為の関連に再現性があれば、背後の気分障害治療することで、しばしばインドアに遭遇するであろう皮膚がん減少への必要なステップとなろう」と著者らはコメント

日焼けサロンを定期的に行うことが何らかの情緒への影響を与え、特異的なイベントに反応することがこういう依存を引き起こすのだろうという仮説も示されている(引用:http://www.medpagetoday.com/Dermatology/SkinCancer/19634





うつにおける”light therapy"関連の知識が広まってるわけで、これってホントに因果関係を証明したことになるのだろうか?

確かに、渋谷・六本木あたりの通りすがりの風景をみると・・・なんとなく納得

by internalmedicine | 2010-04-20 09:40 | 環境問題  

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