アルツハイマー型認知症のゲノムワイド関連研究結果:発病リスク補正に役立たず

後年発症、sporadicなアルツハイマー病(AD)のgenome-wide association研究で、2つの新しいlocus同定し、確認された。

・ rs744373 near BIN1 (odds ratio [OR],1.13; 95% confidence interval [CI],1.06-1.21 per copy of the minor allele; P = 1.59x10–11)
・ rs597668 near EXOC3L2/BLOC1S3/MARK4 (OR, 1.18; 95% CI, 1.07-1.29; P = 6.45x10–9)


ただ、新規発見の遺伝子locusの臨床的有益性は、年齢、性別、apo E状態をベースとしたモデルを超えてADリスク予測を補正するものではなかった。

Genome-wide Analysis of Genetic Loci Associated With Alzheimer Disease
JAMA. 2010;303(18):1832-1840.


こういうGenome-wide association studies (GWAS)研究ってのは、ホントにだれの手柄かわからなくなってきた。基本的に力業・・・

力業の割に、疾患への影響が微弱でも、「***病に関わる新しい遺伝子発見」!・・・とアホ新聞やテレビとともに大騒ぎ・・・確かに疾患や病態の解明に役立ち、将来の治療管理に多大なる貢献をしていることは間違いないが・・・世の中に大きな誤解を生む元となる。

by internalmedicine | 2010-05-12 08:34 | 精神・認知

 

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