私利私欲の極み

節度ある、糞役人だけを利する規制の緩和は必要だろうとわたしも思うのですが、節度のなく私利私欲のため、なんの科学的検討もなく、医療という政治科学のもっとも必要な分野を財界の意向だけできめてしまう今の政権に関して非常に疑問をもっております。

総合規制改革会議議長・宮内さんは、“私は、つねづね日本には市場経済、統制経済(規制で保護された業界)、官制経済(国や自治体や特殊法人が支配する領域)の三つの経済がある”(http://www.orix-sec.co.jp/brk_jour/mj_10.html)主張。

規制で保護された業界による経済支配を撤廃する目的で総合規制改革会議の議長になったはずです。

ですが、宮内オーナーは「こういう不協和音を作り出すというのは非常に遺憾」(オリックス宮内会長)(http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt81/20040630NTE2INK0130062004.html)という言葉で、新規事業者を業界から廃絶しようとする人と同じひととはおもえませんね。

自分の業界に利益のある規制廃止は反対、廃止の方が利益があるときは規制廃止を強固に主張するお人

こんなひとが、国民の総意に基づくはずの総合規制改革会議議長におさまっていて良いものだろうか?

by internalmedicine | 2004-09-22 14:46 | 医療一般  

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