インフルエンザ2009H1N1妊娠症例のまとめ

南半球の情報を得ようとしても、オーストラリアでも・・・この有様

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http://www.healthemergency.gov.au/internet/healthemergency/publishing.nsf/Content/home-1


冬期が近づいている南半球に関して今後も厳重にチェックが必要だろう・・・今思うと、スペイン風邪の多層的、多重的パターンでなく、一峰性のパターンで経過したようだ。波状的パターンの可能性は少ないような気がするのだが・・・断定はやめておく。


表題の話

Novel Influenza A(H1N1) Virus Among Gravid Admissions
Andrew C. Miller, MD; Farnaz Safi, MD; Sadia Hussain, BS; Ramanand A. Subramanian, PhD; Elamin M. Elamin, MD, MSc; Richard Sinert, DO
Arch Intern Med. 2010;170(10):868-873.



18の妊娠、H1N1感染患者、全例に入院日からoseltamivir投与
2例のfetal deathがあった。母体死亡は無し
半数に胃腸症状、腹部合併症状
13(72%)が敗血症クライテリア
多くの基礎疾患合併症は、喘息、鎌状赤血球症、糖尿病


この報告では、抗インフルエンザ薬投与の合理性を述べている


TBSのサンデーモーニングで嘘まき散らしていた、園芸専門の涌井は世界的にはタミフル使用しないと断言していた(2009-05-10)と思う

”タミフル”無用・禁止になっている嘘を真に受けた場合、”妊娠など重度リスクの患者”たちに使用差し控えの危険性があったのである・・・全く機能しないBPOとともに、有害放送局TBSも廃止すべきではないだろうか?

第三者監視機関が放送局には必要である。

by internalmedicine | 2010-05-25 10:43 | インフルエンザ  

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