救急外来頻回利用者(super-user)の分析
2010年 06月 04日
Annual Meeting of the Society for Academic Emergency Medicine (SAEM) in Phoenix(6月5日)
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-06/hfhs-tss060210.php
18ヶ月間に9回以上の受診者をこう定義し、分析
・78%がプライマリの場所として救急外来を見なしている
・14%が過去12ヶ月においてプライマリケア医のアクセスがない
・22%が受診障壁としてコストのことをのべている
・50%が交通手段がないこと
・47%が医師とのアポイントメントスケジュールにあわせられない
これらの要素は、受診回数と関連する
付加的要素として、医師受診・処方授与能力、ホームレス、医療保険のなさがある。
42%は、12年間のうち5回より多く他病院救急受診をしている。
救急受信数の多さと関連しない要素:医師不満、アルコール・非合法薬剤使用、教育レベル、年間収入(年1万ドル未満の年収が70%超)
日本とは異なる制度のため、同一視困難だろう、日本でも是非解析公表を!
これに関して、マスコミ関係者が・・・ふざけたことを書きそうだ・・・
医療ルネサンスでの読売新聞医療記者の体験談
なんせ、新聞記者自体が、”super-user"予備軍だから・・・
それにしても、”Difficult Patient(モンスター・ペイシャント)”の類型化と、医療サイドの問題点も類型化する必要があるだろう。
参照:
difficult patient 2007-07-05
Difficult Patient 2005-11-26
by internalmedicine | 2010-06-04 15:29 | 集中・救急医療