プラビックス単独ならポリープ切除術前の薬剤中止必要ない?
2010年 06月 07日
心血管疾患・動脈硬化血栓性疾患患者へのclopidogre中止は、特に、投与開始後90日内中止例では、急性虚血性イベントを増加させる
故に待機的・スクリーニングでは、冠動脈インターべーんしょんご6-12ヶ月後まで、コロノスコピーを延期する必要がある。
Postpolypectomy bleeding in patients undergoing colonoscopy on uninterrupted clopidogrel therapy.
Gastrointest Endosc. 2010 May;71(6):998-1005. Epub 2010 Mar 11.
症例対照は検査中出血率は同等 2.1% vs 2.1%
clopidogrel群は遅延性(検査後)出血は、3.5% vs 1.0% P=0.02で、頻度が高い。
入院・輸血介入必要な例も同様 2.1% v 0.4% P=.04
死亡事例なく、両群とも同様な入院期間・PPB介入であった
clopidogrel単独使用は、PPBの独立したリスクではない
PPBと関連する唯一のリスク要素は、clopidogrel+aspirin、もしくはNSAIDS併用
NSAIDs:オッズ比 [OR], 3.7; 95% 信頼区間 [CI], 1.6 - 8.5)で、ポリープ切除NNTでは OR, 1.3;95% CI 1.2-1.4
解説:Routinely Stopping Clopidogrel Before Colonoscopy/Polypectomy May Not Be Needed
MedscapeCME Clinical Briefs, May 26, 2010
http://cme.medscape.com/viewarticle/722464?src=cmenews&uac=46043HR
落ち穂拾い・・・その1
by internalmedicine | 2010-06-07 08:24 | 動脈硬化/循環器