ザイロリック高用量で安定狭心症における、抗狭心症効果
2010年 06月 08日
ザイロリックはスティーブンス-ジョンソン症候群などまれながら重篤な副作用(http://www.tufu.or.jp/bbs/bbs003.html)があり、できれば忌避したい薬となった・・・昔はanti-oxidativeということで、無用に?頻用されぎみだったが・・・時代とともに、怖い薬の一つに変わった・・・また、再評価の時代に?
High Dose Allopurinol is Anti-Ischaemic in Chronic Stable Angina
(Circulation. 2009;120:S963.)
© 2009 American Heart Association, Inc. Clinical Trials in ACS and Atheroma Regression
65名の安定慢性狭心症患者に二重盲検ランダム化交差試験
・アロプリノール 600mg/日 vs プラセボ
6週間・交差
アロプリノールは、運動時間、ST低下までの時間、症状出現までの時間をアロプリノールは延長
加えて、Bruce試験第一段階終了時の収縮期血圧はアロプリノール群で低下(アロプリノール -6.1 mmHg vs プラセボ -1.6 mmHg) (p=0.026)
ピーク運動時到達時心拍・rate pressure productが、プラセボに比べて高値であった。
Noman A et al "Effect of high-dose allopurinol on exercise in patients with chronic stable angina: a randomised, placebo controlled crossover trial" Lancet, 2010
by internalmedicine | 2010-06-08 08:30 | 動脈硬化/循環器