脳が血中コレステロールを調整する
2010年 06月 08日
脳の神経回路が肝臓のコレステロール代謝の調整を行っていることが判明した。
Melanocortin signaling in the CNS directly regulates circulating cholesterol
Nature Neuroscience Year published: (2010) doi:10.1038/nn.2569
グレリンは、エネルギー利用に関する情報を脳に与え、adiposity増加、血圧増加、高血糖を導く。グレリンのこの圧倒的影響は、中枢神経回路を介したもので、視床下部のmelanocortin系が重要。
melanocortin系はbody adiposity、糖代謝、血圧の必須・重要なregulatorとされ、この受容体変異が人の肥満やコレステロール輸送に重要な役割を果たす。
このgut-brain axisがメタボリックシンドロームに関してprimaryな生理学的要素となり、ブドウ糖調整にも影響を与え、血圧、食事摂取、体重に影響を与えるものと考えられる。
グレリン、glucagon-like peptide 1 (GLP-1) 、中枢性 melanocortin系が、コレステロールの肝合成・再取り込みを調整することがわかった。
BBC解説:http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/10241715.stm
新しい発見で、脳の饑餓ホルモン(hunger hormone)が体内のコレステロールの循環調整的に働いているという報告。マウスの饑餓ホルモンであるグレリンが増加すると、血中コレステロール値増加する。肝臓の蓄積を少なくさせ、血中コレステロールを増加させることが判明した。
治療に用いられる可能性が出てきたとのこと。
by internalmedicine | 2010-06-08 18:02 | 糖尿病・肥満
