米国でも急性期医療施設利用比率が年々増えている

Kahn らが、後顧的コホートで、長期メディケアの期急性期ケア病院利用者の傾向と生存率を1997 から 2006で、検討。急性期病院数は2倍、長期急性期入院数は10年で3倍となり、1年生存率は52.2%( 2004-2006)となっている。

Long-term Acute Care Hospital Utilization After Critical Illness
JAMA. 2010;303(22):2253-2259.

長期入院数は、年8.8%の率で増加(1997年 192 → 2006年 408)
この期間、重症疾患による急性期入院長期数は年間で13732→40353と増え、コストは4億8400万ドルから13億2500万ドルへ増加
年齢補正後の重症疾患患者の長期急性期施設利用頻度は、10万対 1997年 38.1 から 2006年 99.7へ増加。全期間を通じ、男性・黒人の利用が目立つ

時間とともに、合併症数 (5.0 in 1997-2000 vs 5.8 in 2004-2006, P < .001)の増加、人工換気使用 (16.4% in 1997-2000 vs 29.8% in 2004-2006, P < .001).が増えている  P < .001。

長期の急性期医療施設利用後の1年後死亡率は1997-2000年 50.7%、2004-2006年 52.2%と高い。



日本では、本来急性期的な施設で持続的に療養しなければならない患者たちが、そのリソースのない施設に無理矢理、移動されていることが予想される。は強制的に追い出すから、表面にこの問題出てこないだけだろう。

by internalmedicine | 2010-06-09 08:34 | 医療一般  

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