タミフルによるring prophylaxis 戦略の有効性

Singapore Armed Forces (SAF) により組み入れられた、オセルタミビル(タミフル、Roche) 1回75mg/日×10日間を感染者と断定された患者の同じ職場人に投与する、”antiviral "ring chemoprophylaxis" 戦略

strategies (aimed at geographically targeted containment by means of prophylaxis)”では数式モデルでは有効と予測

で、今回の報告は、感染者同定・分離にてセミクローズドな環境では2009H1N1インフルエンザ流行を減少させることが証明したもの


Oseltamivir Ring Prophylaxis for Containment of 2009 H1N1 Influenza Outbreaks
N Engl. J Med. Vol. 362: (23) 2166-2174 Jun. 10, 2010

4カ所1175名でリスク状態であり、1100名が予防的にタミフル投与を受けた
75名(6.5%)で介入前に感染、7(0.6%)が介入後に感染
指標事例に寄与する新規症例数:overall reprocuctive number(包括的再生産数)は、介入前 1.91(95%信頼区間 1.50-2.26)で、介入後は0.11(95%信頼区間 0.05-0.20)

4outbreakのうち3つの有意な感染率減少を介入後認めた。


分子学的解析にて4つのoutbreak全部で2009H1N1ウィルスのニューヨーク lineageのウィルス
感染と無関連のエピソードではなく、outbreak内の事例であったと予測される





outbreak 1期間中のイベント・事例のタイミング、インフルエンザの発症日による



by internalmedicine | 2010-06-11 08:08 | インフルエンザ  

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