経口血糖降下剤でのHbA1c低下は、せいぜい1.5%

「多くは、治療開始後4-6ヶ月で高校血糖降下剤のベネフィットが認められ、経口血糖降下剤で、平均 1.5%より下がることはない。そして、治療前血糖が、多分にA1c低下に影響を与える」という系統的レビュー&メタアナリシス


「DPP-4 阻害薬」に関しては情報不足

The Effect of Oral Antidiabetic Agents on Glycated Hemoglobin Levels: A Systematic Review and Meta-Analysis
Diabetic Care June 2010, 33 (6)

103比較の61トライアルで、26367名の被験者、15760のランダム化
16760名の介入薬剤、10607名のプラセボ

多くの経口血糖降下剤は、0.5-1.25%低下だが、thiazolidinediones と sulfonylureas は約 1.0-1.25%と低下

メタ解析によりベースラインA1c1%高いことで、0.5%(95% CI 0.1, 0.9)低下が予測される。

A1cの変化に関わる糖尿病の明らかな影響は認められなかった。



そもそも、HbA1c 9%を超えて、12%、中には14%という人がいる・・・当地域

こういう人たちに、経口血糖降下剤だけでコントロール内にもっていくってことに無理・・・を感じる

by internalmedicine | 2010-06-14 08:52 | 糖尿病・肥満  

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