INTERSTROKE:10のリスク要素で卒中の90%説明可能

住民レベルからみると、糖尿病や心臓疾患、ストレスなどの精神的問題より、高血圧、運動不足、ウェスト・ヒップ(H/R)比、アポリポ蛋白比B/A1、喫煙、食事要素が重要なリスク要素となるようで、いままでのイメージと違う。Population attributable risk (PAR) に基づく検討・・・こういうものを利用して行政側は公衆衛生施策を行うべきだと思うのだが・・・


大規模症例対照研究で、10のリスク要因で、90%の卒中リスク説明可能で、修正しうるリスク要因としては血圧がもっともどのタイプの卒中でも重要で、特に頭蓋内出血のリスクとしてもっとも危険なリスク要素である

Risk factors for ischaemic and intracerebral haemorrhagic stroke in 22 countries (the INTERSTROKE study): a case-control study
the Lancet, Early Online Publication, 18 June 2010 doi:10.1016/S0140-6736(10)60834-3Cite or Link Using DOI

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http://www.theheart.org/article/1088693.do

3000例(虚血性卒中 n=2337, 78%, 頭蓋内出血性卒中 n=663, 22%) と 3000例の対照
有意な卒中リスク要素
・高血圧病歴 (OR 2·64, 99% CI 2·26—3·08; PAR 34·6%, 99% CI 30·4—39·1)
・現行喫煙 (2·09, 1·75—2·51; 18·9%, 15·3—23·1)
・waist-to-hip ratio (1·65, 1·36—1·99 for highest vs lowest tertile; 26·5%, 18·8—36·0)
・食事リスクスコア (1·35, 1·11—1·64 for highest vs lowest tertile; 18·8%, 11·2—29·7)
・規則的運動活動性 (0·69, 0·53—0·90; 28·5%, 14·5—48·5)
・糖尿病 (1·36, 1·10—1·68; 5·0%, 2·6—9·5)」
・アルコール接種 (1·51, 1·18—1·92 for more than 30 drinks per month or binge drinking; 3·8%, 0·9—14·4)
・心理・社会的ストレス (1·30, 1·06—1·60; 4·6%, 2·1—9·6)
・ うつ (1·35, 1·10—1·66; 5·2%, 2·7—9·8);
・ 心臓疾患 (2·38, 1·77—3·20; 6·7%, 4·8—9·1)
・ ratio of apolipoproteins B to A1 (1·89, 1·49—2·40 for highest vs lowest tertile; 24·9%, 15·7—37·1)


全卒中のpopulation-attributable risks (PARs) に関して、集合的に、これらのリスク要素で、88.1%が関係 (99% CI 82·3—92·2)

高血圧のalternate definitionにて、高血圧既往、血圧 >160/90という指標を使うと、複合PARは全卒中あたり 90·3% (85·3—93·7)

これらのリスク要素はすべて虚血性卒中に対して有意で、出血性卒中に関して、高血圧、喫煙、W/H比、食事、アルコール摂取は有意なリスク要素である。



Population attributable risk (PAR) は一般人口からその危険因子が除去された場合、どれくらい病気が減少するかを示しています。 PAR = Pr (E) x [Cexposed – Cunexposed]
http://dr-urashima.jp/pdf/eki-2.pdf


wikipedia(http://en.wikipedia.org/wiki/Attributable_risk

by internalmedicine | 2010-06-21 14:13 | 動脈硬化/循環器  

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