誘導誘発性喘息の短期作動拡張剤効果：モンテルカスト＞持続型β-作動薬

運動誘発性喘息に関して、短期作動β-作動薬（SABA）アルブテロールの効果を、吸入ステロイド＋モンテルカスト　ｖｓ　吸入ステロイドLABA　事前投薬の状況で比較

吸入ステロイド＋モンテルカスト優先が、SABA効果感受性優秀

Effect of montelukast or salmeterol added to inhaled fluticasone on exercise-induced bronchoconstriction in children.

Ann Allergy Asthma Immunol. 2010 Jun;104(6):511-7

吸入fluticasone追加にモンテルカスト or 吸入キシナホ酸サルメテロールの効果比較効果
標準運動負荷試験後のFEV1最大減少の影響とalbuterolの反応性を6-14歳の持続性喘息・運動誘発性喘息患者で検討したもの
ランダム化二重盲検二重ダミー多施設２期間4週間交差試験（2005年12月22日から2008年11月14日）
154名被検、145完遂
モンテルカストは、キシナホ酸サルメテロールに比較して、有意にFEV1減少最大比率減少(10.6% vs 13.8%; P = .009)、運動後初期20分平均AUC(116.0% x min vs 168.8% x min; P = .006減少、回復時間中央値y (6.0 vs 11.1 minutes; P = .04)減少
モンテルカスト群ではアルブテロール回復も有意に大きい (P < .001)
両群とも耐用性良好