13-18歳のインターネット病的使用 と うつリスク

中国・広州の13-18歳の前向き研究、1100名の中国都市部の学生で、インターネット病的使用:定義は、 "uncontrolled" および "unreasonable"なインターネット使用で、”Young's Internet Addiction Scale”を使用、同様に、”Zung self-rating scales for anxiety and depression”を用いてうつ・不安を測定。


インターネット病的使用者はメンタル問題に大きなリスク状態にあることが示され、この状態が継続すればうつ発症と関連するかもと著者ら

Effect of Pathological Use of the Internet on Adolescent Mental Health

A Prospective Study

Lawrence T. Lam, PhD; Zi-Wen Peng, MSc

Arch Pediatr Adolesc Med. Published online August 2, 2010. doi:10.1001/archpediatrics.2010.159



鬱・不安をZung Depression and Anxiety Scalesにて評価

共役要素補正後、インターネット病的使用者の うつ相対リスクは、そうでないものに対して、約2.5倍 (incidence rate ratio, 2.5; 95% 信頼区間, 1.3-4.3)

病的使用者と不安との有意な相関はみられなかった。



うつ発症素因があるからインターネットの病的使用に走るのか?病的使用するから、うつ発症につながるのか・・・不明の論文


中国の報告であり、世界一般化はできませんと・・・http://www.medpagetoday.com/Psychiatry/Addictions/21494

by internalmedicine | 2010-08-03 14:08 | 精神・認知  

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