精神科医療での厚労相答弁「国民の誤解招く」―日医

精神科医療での厚労相答弁「国民の誤解招く」―日医
8月11日22時57分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100811-00000014-cbn-soci

H22.8.4の参院予算委
自殺対策などについての桜井充氏(民主党)の質問に対する長妻厚労相の答弁
・桜井氏は質問の中で、「統合失調症という疾患に関して、日本は圧倒的に薬剤を多く使う」
・長妻厚労相は「自殺をされた方のかなりの部分が、向精神薬を過剰に摂取していたとのデータもある」


日医の見解
▽限られた76人の自殺既遂者を対象としている▽「過量服薬」を「死亡時に向精神薬を医師の指示より多く服用していた者」と定義しているが、向精神薬の種類や具体的な分量など、詳細な定義がなされていない―と指摘した。
▽長妻厚労相が答弁で「薬漬け」と発言したことについて、「医療機関でのうつ病への対応について、国民の誤解を招くもの」との懸念を表明。精神科医療に対する不安を助長し、医療機関の信頼を失うことになりかねないと指摘している。
▽厚労相が「薬を使わない療法にも注力をしていくということで、一定程度その流れを4月の診療報酬改定で変えたと思っている」と発言したことに対しては、軽中度のうつ病などでは認知行動療法は有効だが、重度になると向精神薬での治療が不可避であると指摘。「いたずらに認知行動療法へ誘導することは、現場の混乱を招きかねない」としている。



精神科医療・非薬物的治療に関して、日本の行政はきちんと責任を果たしているか・・・はなはだ疑問

認知行動療法など皆無に等しい日本の精神科医療に関して国がその制度や資格整備などおこなうべきで、薬物治療を悪者にしてもはじまらないと思うのだが・・・

by internalmedicine | 2010-08-13 10:42 | 精神・認知  

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