臨床的レビュー:インクレチン剤
2010年 08月 16日
・DPP4阻害剤は他の血糖降下剤の有効性と同等の血糖降下があり、体重増加・低血糖が少ない
・DPP4阻害剤に比較して、GPL1受容体アゴニストは、HbA1c値減少が大きく、多薬剤レジメンでは、インスリン治療に匹敵する効果を示すことが、エクセナチド、リラグルチドともに報告されている。
現在、GLP1受容体アゴニストか、インスリン治療どちらが血糖コントロールに勝るか市販後の状況で検討されている。
Clinical Review Incretin agents in type 2 diabetes
Can Fam Physician Vol. 56, No. 7, July 2010, pp.639 - 648
対象薬剤は
EXENATIDE: エクセナチド
LIRAGLUTIDE: リラグルチド:ビクトーザ皮下注18mg
VILDAGLIPTIN:ビルダグリプチン エクア錠
SITAGLIPTIN: シタグププチン ジャヌビア錠/ グラクティブ錠
エクセナチドは、ヒトのGLP1の53%シークエンスを有するアメリカドクトカゲ唾液腺ペプチド由来GLP-1アナログ
リラグルチドは、ヒトホルモンの97%シークエンスのGLP-1アナログ
インクレチン剤の薬物・臨床的影響:http://www.cfp.ca/cgi/content/full/56/7/639/T10560639
作用機序:
臨床トライアルのまとめ:http://www.cfp.ca/cgi/content-nw/full/56/7/639/T20560639
by internalmedicine | 2010-08-16 09:51 | 糖尿病・肥満