日本の研究: 思春期うつ 魚を食べる男児はうつになりにくい

うつ症状と、魚、DHA・EPAなどの多価不飽和脂肪酸の関係

Murakami K et al. "Fish and n-3 polyunsaturated fatty acid intake and depressive symptoms: Ryukyus Child Health Study"
Pediatrics 2010; 126: e623-e630.

魚、特に多価不飽和脂肪酸を含むものを食すことは、思春期のうつ症状頻度を低下させる

日本の6500名のティーンエージャーを調査した研究で、東京大学の研究

60ポイントECS-Dスケールの少なくとも6つでうつ症状と判断

男子で22.5%、女子では31.2%のうつ症状頻度

魚の摂取は、うつ症状リスクと逆相関
5分位比較で最高vs最小で 0.73(95%CI、0.5-0.97 P=0.04)
EPA摂取も逆相関0.71 (P for trend=0.04, 95% CI, 0.54 to 0.94)
DHA摂食も同様な相関だが、有意差なし
EPA・DHA両方ではオッズ比は同様だが、有意差なし

女児において、1.0で、有意差もない

男女差の理由不明







共役要素の関与が・・・くさい

だまって魚を食う男の子って、私のようにひねくれていないのでは?

by internalmedicine | 2010-08-16 14:09 | 精神・認知  

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