慢性B型肝炎エンテカビル治療の組織学的改善効果

噂には聞いてたが、 entecavir (Baraclude) で、大部分のB型肝炎症例で、肝硬変・線維化が一部でも戻る可能性が報告された。

これは台湾からの報告

Long-term entecavir therapy results in reversal of fibrosis/cirrhosis and continued histologic improvement in chronic hepatitis B patients
Hepatology 2010; DOI: 10.1002/hep.23785.

entecavirを約6年(3-7年)継続加療した57名で、組織学的改善が96%で、48週後の73%に比べて多くが改善
Ishak線維化スコアすくなくとも1ポイント改善は32%から88%
Knodell分類によるnecroinflammationでは75%で、ほとんどない状況に低下している。
ベースラインで線維化ある事例では、72%が線維化ほとんど無くなった。
57例中1名のみがHBV DNA消失・酵素正常化・necroinflammatory score改善にかかわらずIshak線維化スコア増加
ウィルス抑制:300 copy数/ml未満維持がすべての患者でなされたが、ALT正常化は86%

SVRから期待されるごとく、ウィルス学的リバウンドや抗ウィルス薬剤耐性発症のエビデンスは認められなかった。

55%で抗原消失、33%でseroconversionしたが、肝生検組織改善がみられず線維化の改善も見られない症例はHBV DNA抑制の方が免疫学的応答より関与しているとChangら研究者は述べている。

慢性肝炎長期治療の価値が明らかとあいなったと結んでいる。


あんまり政治的書き込みしないのだが・・・肝生検と書き込もうとしたら管政権となってしまった。

by internalmedicine | 2010-08-19 11:01 | 消化器  

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