スタチンとがんの問題と否定・・・その繰り返し
2010年 08月 26日
Emberson J, et al "Safety of statin therapy: meta-analysis of data on cancer from 166,000 participants in 25 randomised trials" ESC 2010; Abstract 5035.
・ スタチン vs 対照 比較の20トライアルで、がん発生 3502(1.4%/年) vs 3514(1.4%/年):相対比 0.99
・ スタチン vs 対照 比較の同じトライアル比較で、死亡 1289 vs 1281 :相対比 1.00
・ スタチン 多い vs 少ない の比較5トライアルで、がん発生 1466 vs 1472(1.6%/年):相対比 1.02、がん死亡率 447 vs 481(0.5%/年) :相対比 0.88(95%信頼区間 0.67-1.15)
・がん頻度、部位を問わない死亡率に関して、治療期間を増加させての検討でも、サブグループの検討でもスタチン治療によるエビデンスなし。
スタチンは癌に対してニュートラル 2006-01-12
Statins and Cancer Prevention: Fact Sheet
http://www.cancer.gov/cancertopics/factsheet/prevention/statins
by internalmedicine | 2010-08-26 11:06 | 動脈硬化/循環器