子供の閉塞型無呼吸:扁桃腺摘出後のアウトカム要素 ・・・ 肥満・非肥満、喘息、7歳超え
2010年 08月 28日
以前推定されているよりも実際はその有効性は低いのではないかともいわれ、扁桃腺切除(AT)後の不完全寛解についての要素とあわせ検討されたもの
Adenotonsillectomy Outcomes in Treatment of Obstructive Sleep Apnea in Children: A Multicenter Retrospective Study
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2010; 182: 676-683. First published online May 6 2010 as doi:10.1164/rccm.200912-1930OC
夜間ポリソムノグラフィー施行者の、周術前後の多施設協力後顧的レビュー
578名の子供のデータ(平均、 6.9 ± 3.8 歳)を解析
約50%が肥満
扁桃腺摘出の結果、AHIは 総睡眠時間 18.2 ± 21.4 → 4.1 ± 6.4/hour (P < 0.001)
578名の子供のうち、157(27.2%)でOSAS完全寛解(すなわち、扁摘後AHI<1/h 総睡眠時間)
年齢、BMI z-scoreにて、2つの主要要素が明らかとなった。
すなわち、喘息の存在による影響と、非肥満児童の扁桃腺手術前AHIの程度である (P < 0.05)。
扁桃腺摘出は睡眠関連障害指数改善につながる。
しかし、持続する睡眠障害も存在し、とくに7歳を超えることも、肥満の子供で多い。
さらに、残存OSASの高リスクという観点から、非肥満・慢性喘息の子供重症OSASは扁桃腺摘出後の夜間ポリソムノグラフィーの必要性が喚起された。
by internalmedicine | 2010-08-28 08:59 | 呼吸器系
