多発性硬化症:新規病変増加:シーズン、気候、太陽の光に依存

多発硬化症の疾患活動性をfMRIの新規T2病変で判断し、3月から8月が、他の月の2-3倍の尤度で出現率が高い。そして、これは地域の気候的データにも影響され、特に太陽光にも左右される。

Seasonal prevalence of MS disease activity
D.S. Meier, K.E. Balashov, B. Healy, H.L. Weiner, and C.R.G. Guttmann
Neurology 2010 75: 799-806


尤度・出現率に加え、疾患強度は夏シーズンに増加。
高リスクシーズンは多発性硬化の発症の減少しているようにみえるが、約2ヶ月前生じている。


秋と夏の間に病変が多くなるだけでなく、温暖な気温と太陽照射が疾患活動性と関連しているとも考えられると著者ら。薬物の効果をMRI評価しているときに、発見したとのこと。
http://www.bbc.co.uk/news/health-11109966

by internalmedicine | 2010-08-31 15:12 | 中枢神経  

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