心不全運動療法:インターバルトレーニングが有望
2010年 08月 31日
Amundsenグループの、ランダム化 SMARTEX-HF studyの予備的検討の話
約200名の中等度持続トレーニングによる好気的インターバルトレーニング比較
インターバルトレーニングは、4回の4分間のトレッドミルによるインターバル・ウォーキング(ピーク心拍 90%から95%)、各3分間のピーク心拍50%から70%の"active pause"をもうけたウォーキング。ウォームアップとクールダウンを含め、総workout時間は38分。
対照は、47分の中等度持続トレーニングで、70-75%の持続的なウォーキング
予備研究として、インターバルレジメンを用いた患者では、中等度持続トレーニング群よりマージンの大きいピークVO2改善が見られた。インターバルトレーニング群は、左室リモデリングの改善、pro-B type natriuretic-peptide、左室駆出率の改善を示した。
in vitro細胞研究で、インターバルトレーニングにより、血管内皮細胞容積減少と関連する報告。単一筋細胞の機能測定にて筋肉収縮性の改善と酸素摂取の改善が見られた。
多くの人は、濃厚な強度の運動は非常にハードと考え、よりリアリスティックにすべきと考えるだろう、また、あまりハードなだと誰も行わないと・・・
by internalmedicine | 2010-08-31 16:40 | 動脈硬化/循環器