中耳炎:抗生剤治療するなら1週間以上?

なんにしろ、中耳炎・軽症例に対する、安直な短期的な抗生剤使用はだめってことなのだろう。

続く1ヶ月という期間で評価するなら、抗生剤投与 7日間未満なら 5名に一人が初期治療失敗となる。
7日間以上なら、失敗は6名に一人。ただ、1ヶ月後の症状・再発・再感染を失敗と定義するなら、両群に差はない。
Kozyrskyj A, et al "Short-course antibiotics for acute otitis media" Cochrane Database Syst Rev 2010; 9: CD001095. DOI: 10.1002/14651858.CD001095.pub2.


・治療期間短縮による治療失敗のオッズ比 1.37, 95%信頼区間 1.15 - 1.64, vs 長期間治療
・短期治療における失敗リスク 21%、長期治療における失敗リスク 18%
・治療開始からフォロー30日までは、長期治療は失敗オッズ比 1.17 95%交叉一致性
・同じ抗生剤比較で、より長期レジメンのほうが、良好オッズ比 1.65(95% 信頼区間 1.35-2.01)
・胃腸障害は小児では短期治療の方がリスク少なく、 odds ratio  0.72, 95%信頼区間 0.60 - 0.87, 29名の子供に一人に相当。




"watchful waiting approach"前提の報告なのだろうか?
自然治癒があり得る中耳炎・・・抗生剤使う?、使わない?・・・に議論があるわけだが・・・

標準的治療はアモキシシリン ・・・1日2回1日量 75-90 mg/kg/dayというのが一般的(http://www.cps.ca/english/statements/ID/ID09-01.htm

クラバモックスが用法・容量設定上使いやすく感じている。ただ、CVA配合ってのはどう解釈したらよいのだろう。

by internalmedicine | 2010-09-09 10:07 | 感染症  

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