新発見の血圧コントロールシステム:アラキドン酸epoxygenase ;P450-EET system
2010年 10月 01日
腎臓 P450 (CYP)-derived epoxyeicosatrienoic acids (EETs)は、ナトリウム輸送を調整し、血圧調整にも寄与する。
血管内皮CYP-derived EETは血管拡張作用を有し,血圧調整に働く可能性がある。
Endothelial expression of human cytochrome P450 epoxygenases lowers blood pressure and attenuates hypertension-induced renal injury in mice
FASEB J. 2010 24: 3770-3781. Published in Advance May 21, 2010, 10.1096/fj.10-160119
各巻内皮EET生合成促進するよう、ヒト CYP2J2とCYP2C8 epoxygenase 血管内発現トランスジェニックマウスを開発
野生種と比べ、CYP2J2 ・ CYP2C8 トランスジェニックマウスでは、endothelin-1による遠心性細動脈けいれん作用を減弱させ、アセチルコリンによる血管拡張作用を促進させる。
野生種に比べ、トランスジェニックマウスでは、軽度だが、有意ではない、平均血圧低下をもたらす。
しかし、 N-nitro-L-arginine methyl ester とindomethacin併用投与時、血圧低下をもたらす
分離した研究として、高塩分摂取食と皮下アンジオテンシンII投与4週間を行い、この結果生じた収縮期血圧増加、たんぱく尿、糸球体傷害が、前記述のトランスジェニックマウスで有意に野生種比較として減衰。
血管内皮CYP epoxygenase発現は、遠心性の血管収縮反応性を低下させ、高血圧による血圧増加、腎障害を減衰させる。
”チトクロームP450(CYP)アラキドン酸epoxygenaseは,細胞増殖を促進して、内皮細胞でアポプトーシスを阻害”という働きもあるようで、今後、動脈硬化との関連でたびたび出現するキーワードとなりそうだ。
白衣高血圧や腎との関連などいろいろ妄想が広がる、そして、CYPがここに登場・・・薬剤相互作用との関係も・・・
by internalmedicine | 2010-10-01 08:32 | 動脈硬化/循環器
