妊娠中軽度飲酒は子供の社会的・情緒的発達、認知機能障害に影響をあたえず?

妊娠中の軽度飲酒と社会的・情緒的発達と 認知障害との関連について

妊娠中の週2ドリンク程度のアルコール摂取は、子供の発達障害に対してリスクになりそうもない・・・というイギリスからの話。

データは2000-2002年の11000名のイギリス人子供の、5歳児の認知障害異常行動に関する検討.

Kelly YJ, et al "Light drinking during pregnancy: still no increased risk for socioemotional difficulties or cognitive deficits at 5 years of age?"
J Epidemiol Community Health 2010; DOI:10.1136/jech.2009.103002.


軽度飲酒者から生まれた男女児はhigh total difficultiesを有することは少ないs (男児: 6.6% vs 9.6%, OR=0.67, 女児: 4.3% vs 6.2%, OR=0.69)
同様に、hyperactivity も少ない(男児: 10.1% vs 13.4%, OR=0.73, 女児: 5.5% vs 7.6%, OR=0.71) 。ただ、共役要素や関与要素で減衰する相違であった。

軽度飲酒からの生まれた男女児は認知スコアが非飲酒妊娠群より高かった
男児: naming vocabulary (58 vs 55)、 picture similarities (56 vs 55)、 pattern construction (52 vs 50)
女児: naming vocabulary (58 vs 56) 、 pattern construction (53 vs 52)
この差は、統計学的に男児において naming vocabularyとpicture similaritiesで有意だった。



アセトアルデヒド脱水素酵素は白人と日本人では異なる・・・故に、日本人にそのまま、上記論文を適用してはいけない。

by internalmedicine | 2010-10-06 11:14 | 精神・認知  

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