DSM-5フィールドトライアルの遅れ
2010年 10月 06日
2012年後半最終版、2013年5月の年次集会で発表となるであろう、DSM-5のための提案診断クライテリア試験進行が2ヶ月ほど遅れている。フィールドトライアル開始は7月だったはずとのこと。
APAからの説明はないらしい
参考:http://www.medpagetoday.com/Psychiatry/DSM-5/22579
いくつかもれてくる内容
精神科内外の専門家に、いくつかの小児の診断に関して聞き取り
・自閉症及び関連疾患
さらに、嘲笑的に扱われている、”temper dysregulation with dysphoria”
"psychosis risk disorder":精神疾患の前兆となるかもしれないし、ならないかもしれない、完全な妄想、幻覚に達しないメンタルな乱れを生じやすい状況をAPAは提案しようとやっき
8月に、DSM-5 統合失調症および関連疾患 ワークグループは、 "attenuated psychotic symptoms syndrome" (APSS)という病態を改名し、DSM-5に入れ込もうと提案。しかし、本文に書かれるか、将来の課題のままか、まだ未決。
参考:http://www.dsm5.org/ProposedRevisions/Pages/proposedrevision.aspx?rid=412
最近の提案アップデート
・Reactive Attachment Disorderのクライテリア
・Adjustment Disorders:“other important areas of functioning”の拡大
・Anorexia Nervosa:具体的、標準の85%未満という数字から、曖昧に
・Bulimia Nervosa:代償行為として、薬物、運動過剰、饑餓を含む
by internalmedicine | 2010-10-06 14:27 | 精神・認知