画像化:無菌性炎症部位細胞内緊急シグナルによる好中球動員

University of Calgary Faculty of Medicineの研究者たちが、新しい画像技術で、白血球・好中球が炎症に以下に反応し、抑制すべく新規目標部位にたどり着くかを示した。

Intravascular Danger Signals Guide Neutrophils to Sites of Sterile Inflammation
Science 15 October 2010:Vol. 330. no. 6002, pp. 362 - 366 DOI: 10.1126/science.1195491


spinning disk confocal intravital microscopyを用いて、in vovo で 局所の肝壊死部位での関与する好中球のkineticsや分子メカニズムを検討

壊死細胞から放出されたアデノシン三リン酸は Nlrp3 inflammasome を活性化し、肝類洞内接着する循環好中球を変容すべく働く炎症性微小環境を形成する。
続いて、正常組織を通過し、炎症の巣へむかう血管内ケモカイン格差形成が生じる。
最後に、壊死細胞から放出された formyl-peptide signalにより、非潅流下の類洞を通って、損傷部位へ好中球をガイドする。
ダイナミックなin vivoの画像化により、 sterile inflammation(無菌性炎症)部位の好中球局在化を導く、直接関与する要素の多段階ステップヒエラルキーが明らかになった。

http://www.youtube.com/watch?v=smJaOw9dIAw


http://www.youtube.com/watch?v=LSQ7-CoRjas


http://www.youtube.com/watch?v=C2xKMnxadlk


参考:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-10/uoc-isn101510.php

by internalmedicine | 2010-10-16 09:11 | 医学  

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