やっと抗生剤皮内反応実質中止!
2004年 10月 08日
知りませんでした。
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現在の抗菌薬皮内反応試験について、本部会は以下のような提言を行いたい。
現在、アナフィラキシーの予知に用いられている注射用のペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系、モノバクタム系、キノロン系およびペプチド系抗菌薬の皮内反応は可及的速やかに中止されることを提言する。
ただし、きわめて低頻度であるがアナフィラキシーショックが発現するので、事前に抗菌薬によるショックを含むアレルギー歴の問診を必ず行い、静脈内投与開始20~30分間における患者の観察とショック発現に対する対処の備えをしておくことが必要である。
http://www.chemotherapy.or.jp/journal/reports/hinai_anaphylaxis.html
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薬剤アレルギーにて投与せざる得ないときには、皮膚反応試験を行い、即時型アレルギー反応の存在を確認することの臨床的意義は残る。
具体的には米国では、妊娠梅毒の患者にペニシリンアレルギーのある場合
<追加>
サミットのとき、ニューキノロン点滴を準備するときに、日本側が皮内反応を準備しようとして、国際的に笑いものになったという逸話がありますが、ことの真偽は不明です。
by internalmedicine | 2004-10-08 17:03 | 医学