医療チームトレーニングプログラムにて用量依存的に手術死亡減少
2010年 10月 20日
Medical Team Training (http://www4.va.gov/ncps/MTT/index.html)
Association Between Implementation of a Medical Team Training Program and Surgical Mortality
Julia Neily, RN, MS, MPH; Peter D. Mills, PhD, MS; Yinong Young-Xu, ScD, MA, MS; Brian T. Carney, MD; Priscilla West, MPH; David H. Berger, MD, MHCM; Lisa M. Mazzia, MD; Douglas E. Paull, MD; James P. Bagian, MD, PE
JAMA. 2010;304(15):1693-1700. doi:10.1001/jama.2010.1506
トレーニング・プログラムを受けた74施設で年間死亡率18%減少 (rate ratio [RR], 0.82; 95% confidence interval [CI], 0.76-0.91; P = .01)、トレーニングをまだ受けてなかった34施設では7%減少 (RR, 0.93; 95% CI, 0.80-1.06; P = .59)、ベースライン・リスク補正率は年1000実施あたり17 vs 15。研究終了時、両群とも、1000実施あたり14となった。
Propensity matchingにより、リスク補正手術死亡率減少は約50%(RR,1.49; 95% CI, 1.10-2.07; P = .01)
トレーニングプログラムの付加的4分位評価による量反応関係も示され、4分位あたり1000名あたり0.5名の死亡減少 (95% CI, 0.2-1.0; P = .001)
国家主導的なチーム・トレーニング・プログラム
国家主導型のトレーニングプログラムは、”がん緩和医療”が先行的に進んでいる。
行政に対して懐疑的になりやすい私だが、参加後は、この講習会は意義深いと感じた。この方法をメディカル・チーム・トレーニングプログラムに用いたらよいと思う。
by internalmedicine | 2010-10-20 08:44 | 医療一般