米国:診療科毎の医師時給差はほんとは無いらしい

米国の医療制度改革の準備としての、医師給与分析、Wage (earnings-per-hour)、すなわち時給のプライマリ・ケアや他の医師スペシャリティーに関する比較検討。

2004-2005 Community Tracking Studyをベースにしたもの

Leigh JP, et al "Physician wages across specialties: Informing the physician reimbursement debate" Arch Intern Med 2010; 170: 1728-1734.



広範なカテゴリー補正解析にて、給与に関して、外科、内科、小児科サブスペシャリティーでは、他のサブスペシャリティー比較で、48%、35%、45%ほど高かった。
41のスペシャリティー補正解析で、一般外科(給与近似中央値、$85.98)を比較対照とすると、内科・小児科は–$24.36、内科  (–$24.27)、家庭医 –$23.70)、他サブスペシャリティー –$23.44)

給与ランキングは、年齢、人種、性別、地域補正後そのばらつきは明らかでなくなる。


結論から言えば、ほんとは、外科・内科などの診療科毎のばらつきは少なかったことになる。

要するに、外科などはスペシャリティー取得までに年数がかかり、内科・小児科なども同様
結果的に、表面上収入が増加してるに見えるだけらしい。


世の中の表層的批評が巻き起こりそうなデータだが・・・日本でも、真のリスク層別が斟酌された給与体系でなければ、希望診療科ばらつきの補正は不可能だろう。

by internalmedicine | 2010-10-29 08:45 | 医療一般  

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