遺伝子組換え活性型血液凝固第7因子適応外使用は動脈性血栓塞栓を増加させる
2010年 11月 04日
止血剤(遺伝子組換え活性型血液凝固第7因子)として適応拡大の動き
Efficacy and Safety of Recombinant Activated
Factor VII for Acute Intracerebral Hemorrhage
N Engl J Med 2008;358:2127-37. pdf
これは、安全性より有効性を重視した報告で、問題はないようだ。
以下は、血友病に限定してないようで、35ランダム化トライアルで、患者対象26研究、健常者対象9研究で、血栓塞栓イベント頻度の評価とのこと
プラセボ対照rFVIIaの大規模包括的コホート研究にて、off-labelベースの高用量にて、動脈性の血栓塞栓リスクを有意に増加させたが、静脈性は増加させなかった。特に、老人において目立った(Funded by Novo Nordisk.)
Safety of Recombinant Activated Factor VII in Randomized Clinical Trials
Marcel Levi, M.D., Jerrold H. Levy, M.D., Henning Friis Andersen, M.Sc., and David Truloff, D.V.M.
N Engl J Med 2010; 363:1791-1800November 4, 2010
by internalmedicine | 2010-11-04 08:28 | 動脈硬化/循環器