米国:医師の職業意識と医師・メーカーのつながり ”mom-and-pop shops"から卒業を!

米国では、メーカーと医師たちのつながりは、2004年から2009年にかけて、減少しつつある。

Physician Professionalism and Changes in Physician-Industry Relationships From 2004 to 2009
Arch Intern Med. 2010;170(20):1820-1826. doi:10.1001/archinternmed.2010.383


昨年、メーカー群は、医師たちに無料のペン、マグや、娯楽イベントチケットを配るなどの行為を停止するような自発的ガイドラインを自発的に採用し、The American Medical Association、 the Association of American Medical Colleges 、the American College of Physiciansなどはギフト、食事、教育カンファレンスへの無料旅行受け取り停止を推奨している。

2009年には84%の医師が何らかのメーカーとのつながりがあり、2004年は、94%。
CME、高価となる、あるいは外国への会合出席費用は2009年に18%で、2004年は35%と急激に減少。
また、メーカー側のreport speaking(2009年 8.6%、2004年 16%)
メーカー側コンサルティング(6.7%、18%)
メーカーadvisory board参加(4.6%、9%)

これまでのメーカー側のマーケッティング・モデルが死滅しつつある徴候と、この研究者
http://www.latimes.com/health/ct-doctor-gift-report,0,5413214.story

だまってれば、情報提供してくれて、処方上の注意も教えてくれる・・・そういう”mom-and-pop shops"から医師たちも卒業しなければならないと、Dr. John Santa( director of the health ratings center for Consumer Reports)


ずいぶん、耳の痛い話・・・田舎なんて、メーカー・スポンサー講演会が無くなれば、ずいぶん、生涯学習企画減るだろうなぁ・・・と、地域医師会学術担当してた立場から思う・・・元々、メーカーおんぶにだっこってのはおかしいのだが・・

日医は、生涯学習制度強化したようだが、”講習会・講演会・ワークショップなど”かなりメーカーに依存している部分がある。このコストを真剣に討議すべき段階だと思う。

対照例に比較してたった一例差の死亡例だけで、”日本人で検討したエビデンス”などという宣伝にだまされるほど、”mom-and-pop shops"になれきっている医師たちにとって、反省する良い時期なのかもしれない。

ただ、製薬会社からの情報が質が高いかと言えば・・・とんでもないが・・・

by internalmedicine | 2010-11-09 12:15 | 医学  

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