受動喫煙により、年間60万名が死亡、子供は16万5千名死亡
2010年 11月 26日
Worldwide burden of disease from exposure to second-hand smoke: a retrospective analysis of data from 192 countries
The Lancet, Early Online Publication, 26 November 2010
doi:10.1016/S0140-6736(10)61388-8Cite or Link Using DOI
受動喫煙による死亡数は世界で60.3万名、うち、子供の死亡者数は16万5千
2004年において
・世界の子供の44%が受動喫煙暴露
・非喫煙男性の33%が受動喫煙暴露
・非喫煙女性の35%が受動喫煙暴露
・受動喫煙により、16.5万人が下気道感染死亡、37.9万人虚血性卒中死、ぜんそく死が3.69万名、肺がん死が2.14万名
・受動喫煙により、60.3万名が早死に
・受動喫煙による死亡の約半数(47%)は成人女性、26%が成人男性、28%が子供
1千90万年分の健康喪失で、年あたり、DALYs burdenの0.7%で、DALYの61%が子供の分
解説:DALYs = Disability Adjusted Life Years.
早死にのための生存期待分喪失年数であり、身体不自由のための生産年数分を加味されたもの
2004年での、受動喫煙による疾患の大きさとしては、5歳未満の子供の539万9千の下気道感染症、成人の283万6千の虚血性心疾患、124万6千のぜんそく
by internalmedicine | 2010-11-26 14:42 | 喫煙禁煙

