救急外来受診数と気候
2010年 11月 29日
Modelling the effects of the weather on admissions to UK trauma units: a cross-sectional study
Emerg Med J doi:10.1136/emj.2010.091058
11年間のデータにて、特定の気候条件が、救急受診数と関連することを報告。
Parsonらは、U.K. Meteorological Officeの気候データと、1996年1月1日から2006年12月31日までを検討、気温、日照、降雨、風速、雪、凍雨、霧を含むデータをERの直近の状況で評価
多変量回帰解析にて、小児・成人外傷受診の季節性変動はx2の尤度(P<0.001 、 P=0.016)
・成人では、最高日中気温が5度増加すると、その時間と、日照継続2時間後において、外傷受診は1.8%、1.9%増加する
・子供では、それぞれ、10%、6%増加する
・最小気温5度低下すると、重荷は終夜の厳寒のためだが、その場合、3.2%増加する
・雪の場合、7.9%増加する
子供の場合夏場の外傷受診が多く、戸外での遊びが多いからだろうと想定。成人は季節変動は明らかでなく、むしろ、週末にピークとなる、これは、戸外活動の回数と依存するだろう。
by internalmedicine | 2010-11-29 09:21 | 環境問題