市中肺炎の予後因子:新しいバイオマーカー群は優秀

新しいバイオマーカー、特に、MR-proADMは、CRB-65 scoreと十分太刀打ちでき、短期的・長期的な全原因死亡率予測に役立ち、炎症マーカーとして優秀。

Cardiovascular and Inflammatory Biomarkers to Predict Short- and Long-Term Survival in Community-acquired Pneumonia: Results from the German Competence Network, CAPNETZ
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2010; 182: 1426-1434.


28,180日めの全原因死亡者は2.5%、5.1%で、 生存者に比べ、MR-proADM、 MR-proANP、 copeptin, CT-proET-1 、PCTは CRB-65と同様に高かった。

MR-proADMがもっともパフォーマンス優秀で、28 日 (HR 3.67) と180 日(HR 2.84)生存とも優秀
MR-proADMのC index は 28-day 生存で 0.85で、 MR-proANP (0.81)、 copeptin (0.78)、 CT-proET-1 (0.79)、 CRB-65 (0.72) より死亡予測として優秀

180日めの死亡予測として、MR-proADM (0.78)は、MR-proANP (0.74)、 copeptin (0.73)、 CT-proET-1 (0.76)、 PCT、 C-reactive protein white blood cellより高い。

MR-proADMは CRB-65と独立しており、短期・長期予後情報を付加できる。

MR-proADMは独立して、短期・長期死亡率の強い予後因子

by internalmedicine | 2010-12-02 11:15 | 呼吸器系  

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