関節炎老人への鎮痛剤安全性比較
2010年 12月 14日
Daniel H. Solomon, MD, MPH; Jeremy A. Rassen, ScD; Robert J. Glynn, PhD; Joy Lee, BA; Raisa Levin, MS; Sebastian Schneeweiss, MD, ScD
Arch Intern Med. 2010;170(22):1968-1978. doi:10.1001/archinternmed.2010.391
関節炎老人の各種鎮痛剤の安全性比較
Solomonらは非選択的非ステロイド抗炎症剤(nsNSAIDs)、cyclooxygenase 2 選択的 NSAIDs (coxibs)、オピオイドの安全性比較を行った。
Medicare beneficiaries (Pennsylvania と New Jersey)、上記薬剤開始した対象者をpropensity score上でマッチさせた。
nsNSAIDsに比較して、coxibsやオピオイドは心血管イベントのリスク増加を示した。
胃腸出血リスクは、coxib使用者で減少するが、オピオイド使用者では同等。
coxibsやnsNSAIDsは骨折リスク同等、しかし、骨折リスクはオピオイド使用者で増加。
加えて、nsNSAIDsに比較して、オピオイド使用、coxibs未使用では全原因死亡率増加。
鎮痛剤の安全性は安全性イベント研究に依存しばらつきがある。
オピオイドは、nsNSAIDs比較に対する、多くの安全性イベントに対し相対リスク増加を示す。

オピオイド使用は、安全性上、多くの安全性イベントで、相対的リスク増加をもたらす
結論はこれだが、オピオイド使用に慎重な日本・・・オピオイドにおいても、安全性より有益性が上回るポイントがあるはずである。その指標がほしい。
安全性に関しては、coxibsの安全性一歩リードのようであり、鎮痛剤第一選択となるのだろう。
by internalmedicine | 2010-12-14 08:38 | 運動系
