ラピアクタやイナビルどう扱うの?

インフルエンザ患者が散見されるこの時期(https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/index.html)、シンメトレル、タミフル、リレンザ・・・に続いて新しい抗インフルエンザ薬これをどう扱うかが、臨床実地上問題が現場に急浮上。

タミフル・リレンザ投与5日間というので、解熱後服用中止したり、家族や知人に渡すという事象や中には医者でも途中で服薬中止を指導するなどの報告がネット上も散見される。1回使用薬剤は薬の乱用や無断受け渡しを防ぐ意味では理にかなっているのかもしれない。方や、新薬ということで、慎重にならざる得ないという部分もある。

今年1月の”日本感染症学会提言”
「新規薬剤を含めた抗インフルエンザ薬の使用適応について」
日本感染症学会提言 2010-01-25
http://www.kansensho.or.jp/influenza/pdf/100122soiv_teigen.pdf


これは、注射剤「ラピアクタ」の安定供給が望めない時期の対応の話であり、現時点での提言としては合致しない。

抗インフルエンザウィルス薬の安定供給について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2010/12/dl/info1203-01.pdf
ラピアクタ(塩野義):静脈内投与・単回、小児適応あり:有効期間18ヶ月(添付文書:pdf
イナビル(第一三共):吸入投与・単回:小児適応あり:有効期間16ヶ月(添付文書 Q&A




新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_medical.html
抗インフルエンザウィルス薬の使用に関する通知等

これは安定供給についてだけ・・・


社団法人日本感染症学会 新型インフルエンザ対策委員会
「2010年の総括と2010/2011冬に向けた日本感染症学会の考え方」
http://www.kansensho.or.jp/influenza/101202_thinking.html
日本で確立したインフルエンザ診療、すなわち迅速診断キットと抗インフルエンザウイルス薬による早期治療に関しては、今回のパンデミックH1N1流行でその有効性が証明されたと考えられます。


感染症学会は、新型インフルエンザを念頭に置いて、積極的な抗インフルエンザウィルス薬を推奨する方向のようだが、季節型と化したこの時期にあてはまるか・・・

by internalmedicine | 2010-12-20 08:45 | インフルエンザ  

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