小児の頭シラミにイベルメクチン投与は合理的?

アタマシラミに対する イベルメクチン経口 vs マラチオン局所 2010-03-11


Oral ivermectin for treatment of pediculosis capitis.
Pediatr Infect Dis J. 2010 Nov;29(11):991-3.


頭シラミはそのため休学、両親への不安を引き起こす。通常局所療法が行われるが、時間がかかり、皮膚掻痒によるかきむしり等が生じる。シラミ駆虫剤抵抗性は増加し、治療失敗の原因となっている。胃ベル目クチンは、シラミ・疥癬に有効であるが、小児経口投与の報告が少なかった。
オープンラベルの研究で、メキシコの先住民集落居住44名の子供(6-15歳)において頭シラミ治療のため単回のイベルメクチン(200 μg/kg)投与。1週後生きた成虫認めず。90%には死虫体。中等量以上の場合、追加投与(18名)1週後生きた虫体みとめず。
副事象報告認めず

by internalmedicine | 2010-12-20 16:23 | 感染症  

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