VITAL研究:ビタミンDサプリメント大規模研究
2010年 12月 28日
ビタミンDと心疾患・・・大規模研究の必要性
ビタミンDサプリメントにおいて、ガン・心血管疾患、その他慢性疾患に関するベネフィット・リスク情報は少なく、現在ビタミンD・ω3トライアルである、Vitamin D and Omega-3 Trial (VITAL)が進行形(2010年1月から)
研究室レベルでは、細胞増殖・血管新生・転移・炎症抑制によるガンリスク低下作用は示唆されている。心血管疾患に関しては平滑筋増殖抑制、血圧調整・ブドウ糖代謝、炎症抑制
一方で、ビタミンD閾値を超えることで、ベネフィットをもたらさず、リスク増加という報告もある。
故に、VITALトライアルは、2万名の健康男女で、ビタミンD3(cholecalciferol)/日 2000単位とプラセボ、海産ω3脂肪酸1gとプラセボ 5年間比較トライアル
ビタミンDの合成と効果
"MORE MAY NOT BE BETTER"ということが大事で、魚介類摂取の多い日本では、サプリメントでさらに高値となる臨床例を一般医家でも時に経験する。
早くて、5年後の報告か・・・
by internalmedicine | 2010-12-28 11:40 | ビタミン